ESMAC およびオペレーター コマンド セキュリティのリソース クラス

制約事項: 本トピックは、Enterprise Server 機能が有効な場合にのみ該当します。
次のリストは、Enterprise Server で ESMAC とオペレーター コマンドのセキュリティのために使用される各デフォルト リソース クラスの名前、その説明、そのクラスに含まれるリソース エンティティのタイプ、およびユーザーがエンティティに対して必要とする最小限の権限を示しています。
OPERCMDS
関係
casstart/casstop/casfile/cassub/casout... コマンドによって使用されるオペレーター コマンドのクラス
エンティティ
エンティティ 説明
JESALIAS ユーザーがこのリソースへの「Update」アクセス権を持っている場合、Alias テーブルのエントリを更新または削除できます。ユーザーがこのリソースへの「Read」アクセス権しか持っていない場合、Update オプションおよび Delete オプションは使用できません。このリソースへのアクセス権が「None」の場合、ユーザーは Alias テーブルにまったくアクセスできません。
アクセス レベル
None、Read、または Update
MFESMAC
関係
ESMAC リソースへのアクセスを制御するための MAC クラス。
エンティティ
エンティティ 説明
TABLE このリソースへの「Update」アクセス権を持っているユーザーは、ESMAC 機能の大半を操作できます。この設定では主に、SEP (トレース、停止)、サーバーの停止、console.log へのアクセス、トレース データ、ダンプ データを制御するためのボタンの表示が制御されます。ユーザーのアクセス権が「None」の場合は、サインオンを可能にする [Chg User] ボタン以外には [Server Status] ボタンおよび [Monitoring] ボタンしか表示されません。このリソースへのアクセス権がないユーザーは、基本的に、認証されていないユーザーと同じように扱われます。「Read」アクセス権を持っているユーザーについては、オプションは表示されますが、更新は実行できません。「Update」以上のアクセス権を持っているユーザーは、これらの機能を完全に制御できます。
GRP このリソースは、[Resources] リストで [By Group] を選択した場合に表示されるボタンへのアクセスを制御します。このリソースへの「Update」アクセス権を持っているユーザーは、[Resources] リストで [By Group] を選択した場合に表示されるすべてのボタンにアクセスできます。

ユーザーは、リソースを変更 (削除を含む) するには、「Update」アクセス権、および特定のリソースについて対応する許可も必要です。

GRP は、ESMAC の [By Group] の下にある [Groups] ボタンのみを制御します。また、グループに追加するリソースの上位レベルの制御としても機能します。

GRP は ESMAC の [By Type] ドロップダウンも制御します。ユーザーが GRP リソースにアクセスできない場合、ユーザーはどのリソースも表示できず、[By Type] ではサイドバーにリソース タイプのリストが表示されません。

注: グループに関連付けられているリソースを変更するには、ユーザーは GRP リソースへの変更アクセス権に加えて、対応するリソース クラスへの変更アクセス権を持っている必要があります。
BAT、RNL、SIT、SNT、SUP、URI、XAT、XLT これは、[Resources] リストの [By Type] メニューまたは [Active] メニューで選択されたさまざまなリソースへのアクセスを制御します。「None」はそのリソース タイプで何もできないことを示し、「Read」は現在の設定を表示できることを示し、「Update」はそのタイプのエントリを変更できることを示します。
ENV

これは、ユーザーがエンタープライズ サーバーの環境変数設定を表示できるかどうかを制御します。そのためには、[Env.Vars.] ボタンの有効/無効を切り替えるか、直接 URL を使用します。

このエンティティを使用するには、LDAP スキーマの CN=Enterprise Server Resources の下の CN=MFESMAC グループに新しい要素 (ENV*) を作成し、microfocus-MFDS-Resource-ACE 属性を使用してグループまたはユーザーのアクセス権を構成します。これを行うには、ACE=deny:SYSADM group:read を設定する (ESMAC の [Env.Vars.] ボタンを無効にする) か、ACE=allow:SYSADM group:read を設定します (ESMAC の [Env.Vars.] を有効にする)。

TCLS

これは、ユーザーがエンタープライズ サーバーのトランザクション クラス設定を表示できるかどうかを制御します。そのためには、[TranClass] ボタンの有効/無効を切り替えるか、直接 URL を使用します。

このエンティティを使用するには、LDAP スキーマの CN=Enterprise Server Resources の下の CN=MFESMAC グループに新しい要素 (TCLS*) を作成し、microfocus-MFDS-Resource-ACE 属性を使用してグループまたはユーザーのアクセス権を構成します。これを行うには、ACE=deny:SYSADM group:read を設定する (ESMAC の [TranClass] ボタンを無効にする) か、ACE=allow:SYSADM group:read を設定します (ESMAC の [TranClass] を有効にする)。

MQL

これは、ユーザーが ESMAC でエンタープライズ サーバーの MQ リスナーおよび MQ ライター設定を表示できるかどうかを制御します。

このエンティティを使用するには、LDAP スキーマの CN=Enterprise Server Resources の下の CN=MFESMAC グループに新しい要素 (MQL*) を作成し、

microfocus-MFDS-Resource-ACE 属性を使用して、グループまたはユーザーのアクセス権を設定します。たとえば、以下のようになります。

  • ACE=deny:SYSADM group:read - ESMAC のすべての MQ リスナーおよびライターへのアクセスを拒否します。
  • ACE=allow:SYSADM group:read - ESMAC の MQ リスナーおよびライターの表示を有効にします。
  • ACE=allow:SYSADM group:alter - ESMAC の MQ リスナーおよびライターの変更を有効にします。
アクセス レベル
None、Read、Update の 3 つの状態があります。