LDAP に対する mldap_esm セキュリティ マネージャーの構成

mldap_esm セキュリティ マネージャーのデフォルト設定は、AD LDS および Micro Focus ユーザー クラスを使用する単純な LDAP 構成向けに設計されています。mldap_esm セキュリティ マネージャーで LDAP サーバーの情報を更新するには、まず、各種の構成オプションを設定する必要があります。

• [Connection Path] を、LDAP サーバーの IP アドレスおよびポートに設定します (例：ad-host:389)。
• [Authorized ID] を、LDAP リポジトリに対する適切な権限を持つユーザーの DN に設定します (例：CN=Administrator,CN=users,DC=somecorp,DC=com)。このユーザーは、少なくとも、ユーザー定義のコンテナーとその内容に対する読み取りアクセス権を保持している必要があります。MFDS 管理コンソールを使用してユーザー グループおよびリソース アクセス ルールを変更する場合は、この ID にも、リポジトリの該当部分に対する更新アクセス権が必要です。
• [Password] を、[Authorized ID] で指定したユーザーのパスワードに設定します。
• [Configuration Information] では、各種の LDAP パラメーターを設定する必要があります。

  [LDAP]
  base=DN-suffix
  user class=user class
  user container=user-container
  resource container=resource-container

  DN-suffix	ユーザー コンテナーの DN の共通部分。
  user class	ユーザーに使用される LDAP オブジェクト クラス。次のオプションが使用できます。 microfocus-MFDS-User これは、デフォルトの設定です。 user Microsoft の標準ユーザーが使用され、MFDS ユーザー インターフェイスからユーザーを追加または変更することはできません。
  user-container	ユーザー オブジェクトのコンテナーの DN (「base」サフィックスなし)。例： CN=users
  resource-container	リソース アクセス クラス コンテナー (リソース アクセス定義オブジェクトを保持) のコンテナーの DN (「base」サフィックスなし)。例： CN=Enterprise Server Resources,CN=MF