CTF トレースの有効化

  1. アプリケーションを呼び出す前に、MFTRACE_CONFIG 環境変数を ctf.cfg 構成ファイルを指すように設定します。次に例を示します。
    Windows:
    set MFTRACE_CONFIG=c:\ctf\ctf.cfg
    UNIX:
    export MFTRACE_CONFIG=/home/usr/ctf/ctf.cfg

    デバッグ構成でこの環境変数を設定すると、この構成でデバッグする際にトレースが自動的に有効になります。

  2. MFTRACE_LOGS 環境変数を設定して、CTF トレース ファイルの作成先の場所を指定します。MFTRACE_LOGS が設定されていない場合は、現在のフォルダーが使用されます。
    注:32 ビット版及び 64 ビット版 Visual COBOL コマンド プロンプト では、MFTRACE_LOGS を %ProgramData%\Micro Focus\Visual COBOL\2.x\mftrace\logs に設定します。
  3. 構成ファイルを編集して、トレースする情報を指定します。次に例を示します。
    mftrace.dest = binfile
    mftrace.emitter.binfile#location  = c:\logs (Windows) or 
    			 /home/usr/logs (UNIX)
    mftrace.level.mf.rts              = info
    mftrace.comp.mf.rts#pgm           = true
    mftrace.comp.mf.rts#pgmload       = true
    mftrace.comp.mf.rts#syspgm        = true
    注:上記のように、トレース ファイルの場所が設定ファイルで指定されている場合は、MFTRACE_LOGS 設定はオーバーライドされます。
  4. 設定した環境からアプリケーションを実行します。

JVM 環境を使用している場合は、mfjvm.ctf ファイルを使用して CTF トレースを構成し、プログラムのクラスパスに確実に格納することもできます。このファイルの形式は ctf.cfg ファイルと同じで、通常は Web アプリケーションのトレースが必要な場合に使用されます。

クラスパスにファイルがあるようにするには、次のようにします。
  • 標準の JVM CLASSPATH システム変数を使用して、ファイルが格納されているディレクトリへのパス名を指定します。
  • クラスパス上にある .jar ファイルのルートにファイルを置きます。
  • Web サービスの .war ファイルの WEB-INF/classes ディレクトリにファイルを置きます。
注:MFTRACE_CONFIG 変数も設定されている場合は、このメソッドに優先して使用されます。