MF 

$DISPLAY 文

$DISPLAY 文は、コンパイル中に標準出力デバイスにメッセージを表示する。または、オブジェクト ファイルにバージョン番号を含める。

書き方 1 の一般形式


*

書き方 2 の一般形式


*

構文規則

  1. $DISPLAY 文では、文全体を 1 行に収める必要がある。

書き方 1 の一般規則

  1. text-data は、コンパイル中に標準出力デバイスに表示される。

書き方 2 の一般規則

  1. version-number は「=」に続くソース行全体の内容であり、先頭空白文字および後続空白文字は除く。
  2. 作成されるオブジェクト ファイルの種類にかかわらず、オブジェクト ファイルには、「@(#)」、version-number、およびヌル文字 (2 進ゼロ) を連結した文字列が含まれる。version-number が文字「@(#)」で始まる場合、文字列の作成時にシステムはこれらの文字を連結しない。
    注:
    • version-number には任意のテキスト文字列を使用できるが、UNIX sccs の「what」ユーティリティなどのパターン マッチング ツールがオブジェクト ファイルを検索できるように、バージョン番号を含むことが意図されている。
    • 到達不能な手続き型コードは、最適化フェーズ中にコンパイラによって取り除かれ、そのコードでのみ使用される定数は破棄される。次の手法を使用して、手続き部の文にバージョン番号を含める方法は機能しない。
       filename-what section. move "@(#)filename %I%>" to what-string perform filename-what 
    • $DISPLAY 文はソース コードの任意の場所で指定できるため、各テキスト名 (コピーブック) には独自のバージョン番号を指定できる。
    • 古いコンパイラでは、書き方 2 の $DISPLAY 文は、書き方 1 の $DISPLAY 文として扱われる。