大域名および局所名

data-name はデータ項目の名前として使用される。file-name はファイル結合子の名前として使用される。これらの名前は大域名と局所名のどちらかに分類される。

大域名は、大域名が宣言されているソース要素内から、または大域名を宣言するソース要素に含まれている他のソース要素から、関連付けられている項目を参照するために使用できる。

それに対して局所名は、局所名が宣言されているソース要素内から、関連付けられている項目を参照する場合にのみ使用できる。常に大域名である名前もあれば、常に局所名である名前もある。また、名前が宣言されているソース要素での指定に応じて、大域名または局所名のいずれかになるものもある。

レコード名が宣言されているレコード記述項内で GLOBAL 句が指定されている場合、そのレコード名は大域名である。または、ファイル節内のレコード記述項の場合、そのレコード記述項に関連付けられているファイル名のファイル記述項に GLOBAL 句が指定されている場合も、そのレコード名は大域名である。

データ名が宣言されているデータ記述項、またはその上位の別のデータ記述項内で GLOBAL 句が指定されている場合、レコード名は大域名である。

データ記述項内で宣言されている条件名は、そのデータ記述項の上位の別のデータ記述項内で GLOBAL 句が指定されている場合、大域名になる。ただし所定の規則により、特定のデータ記述項、ファイル記述項、またはレコード記述項に GLOBAL 句を指定できない場合がある。

ファイル記述項内のファイル名について GLOBAL 句が指定されている場合、ファイル名は大域名である。

データ記述項内で宣言されているデータ名、ファイル名、または条件名が大域名ではない場合、その名前は局所名である。

大域名は、他のソース要素内に含まれる複数のソース要素間で推移的である。