構成節

構成節は、環境部に含まれる。構成節では、特定のシステムに依存するデータ処理システムの様相、特殊な管理技法、局所名を外部名に関連付ける方法などを指定する。

ANS85OSVS 構成節は省略可能である。

構成節は次の 5 つの段落に分かれる。(1) 翻訳用計算機段落。ソース要素のコンパイルに用いるコンピューター構成を記述する。(2) 実行用計算機段落。コンパイラが生成するランタイム モジュールの実行に使用するコンピューター構成を記述する。(3) 特殊名段落。通貨記号および通貨文字列の指定、小数点の選択、記号文字の指定、ユーザー指定の呼び名への作成者語の関連付け、文字集合または文字の照合順序への符号系名の関連付け、および文字集合へのクラス名の関連付けを行う。(4) リポジトリ段落。局所名を外部リソースに関連付け、このソース単位に対してどの組み込み関数名を予約語にするかを指定する。(5) 制約段落。汎用パラメーターのプロパティを指定する。これにより、型がその汎用パラメーターであるデータ項目に対してメソッドまたはプロパティを使用できる。

一般形式

構文規則

  1. MF 構成節の見出しは、プログラム内の最初の文である場合にのみ、省略できる。
  2. ANS85 構成節は、他のプログラムに含まれるプログラムには記述できない。
  3. ISO2002 構成節は、メソッド定義内には記述できない。
  4. ISO2002 翻訳用計算機段落、実行用計算機段落、およびリポジトリ段落は、ファクトリ定義またはオブジェクト定義内には記述できない。
  5. NETJVM 制約段落は、ファクトリ定義またはオブジェクト定義内には記述できない。

一般規則

  1. ANS85 他のソース単位を含むソース単位の構成節内に明示的または暗黙的に記述されている項目は、直接的または間接的に含まれる各ソース単位にも適用される。