REDEFINES 句

構文規則

1. REDEFINES 句を指定する際には、data-name-1 の直後に記述する。

    または FILLER の直後に記述する。

    あるいは、PICTURE 句または USAGE 句の直後に REDEFINES 句を記述してもよい。

2. data-name-1 および data-name-2 の level-number は同じとする。ただし、66

    78

   または 88 は使用できない。

3. この句は、ファイル節内の 01 レベルの記述項では使用できない。これは、FD または SD 指示子に属する複数の 01 レベルの記述項が、同じ領域を暗黙的に再定義するためである。「DATA RECORDS 句」トピックの一般規則 2 を参照。

    この句は、ファイル節内の 01 レベルの記述項で使用できる。

4.  data-name-2 のデータ記述項に、REDEFINES 句を含められる。また、

   data-name-2 は、REDEFINES 句を含む記述項に属していてもよい。data-name-2 のデータ記述項には、OCCURS 句を含められない。ただし、データ記述項が OCCURS 句を含む項目に data-name-2 が属していてもよい。この場合、REDEFINES 句内で data-name-2 を参照する際に、添え字または指標は指定できない。元の定義および再定義のどちらも、OCCURS 句で指定した可変サイズの項目は含められない。「OCCURS 句」トピックを参照。

    data-name-2 のデータ記述項には、OCCURS 句を含められる。

    レベル番号が 01 の場合、元の定義または再定義 (あるいはその両方) には、OCCURS 句で定義した可変サイズの項目を含められる。

5. data-name-2 および data-name-1 のデータ記述項の間に、data-name-2 および data-name-1 のレベル番号よりも数値が小さいレベル番号の記述項は配置できない。
6.  REDEFINES 句の左辺または右辺には、外部または内部浮動小数点数データ項目を指定できる。
7.  data-name-2 が一意でない場合でも、data-name-2 は修飾できない。この場合は、REDEFINES 句の配置要件上、data-name-2 にあいまいさがないためである。

    data-name-2 は修飾してもよいが、指定した修飾は無視される。

8. 文字位置の新しい記述を提供する項目には、VALUE 句を含められない。ただし、条件名の項目内では例外とする。
9.  REDEFINES 句は、字類がオブジェクトであるデータ項目に指定できない。

    REDEFINES 句は、字類がオブジェクトであるデータ項目に指定できる。

10.  data-name-2 には、オブジェクトの字類は指定できない。

     data-name-2 には、オブジェクトの字類を指定できる。

11.  data-name-2 は、ANY LENGTH 句では記述できない。