サーバー インスタンスの追加

制約事項: 本トピックは、Enterprise Server 機能が有効な場合にのみ該当します。

このページを使用して、エンタープライズ サーバー (MFES) の属性を指定します。

注:

サーバーの構成可能な属性の詳細については、『構成および管理』の「構成」の章を参照してください。

[Name]

サーバーの名前が表示されます。

[Server Address]

着信クライアント要求を受け取るためにサーバーで使用するネットワーク アドレスを指定します。形式は次のとおりです。

protocol:ip-address:port

詳細は次のとおりです。

  • protocol は tcp です。
  • ip-address は、サーバー リスナーのホスト名 (テキスト) または IP アドレスです。アスタリスク (*) は、エンタープライズ サーバーの起動時にアドレスが動的に割り当てられることを示します。
  • port は、ポートの値です。アスタリスク (*) は、エンタープライズ サーバーの起動時にポートが動的に割り当てられることを示します。

このネットワーク アドレスがリポジトリで一意でないと、エンタープライズ サーバーの起動時に問題が発生する可能性があります。

[System Directory]

コンソール ログ、トレース、ダンプ診断ファイルなど、Enterprise Server から出力されるシステム作業ファイルの場所を指定します。このディレクトリは、エンタープライズ サーバー間で共有できません。デフォルトでは、%USERPROFILE%\Documents\Micro Focus User\Visual COBOL\WORKAREA\es-name/var/mfcobol/es/es-name (es-name はエンタープライズ サーバーの名前) です。

このフィールドでディレクトリを指定する場合は、そのディレクトリが存在している必要があります。Enterprise Server はそのディレクトリを作成しません。

[Working Mode]

この Enterprise Server で 32 ビットと 64 ビットのどちらのアプリケーションを実行するかを選択します。

32 ビット作業モードのサーバーでは、32 ビット アプリケーションのみを実行できます。64 ビット作業モードのサーバーでは、64 ビット アプリケーションのみを実行できます。

サーバーの作業モードは、サーバーの作成後に変更することはできません。ただし、サーバーのコピーまたはインポート時に変更することはできます。

[Startup Options]

これらのフィールドを使用して、サーバーを最初に起動した際のサーバーの構成を指定します。これらのフィールドをサーバーの実行中に変更した場合、次にサーバーを起動するまで変更は反映されません。

[Shared Memory Pages]

Directory Server で実行されるすべてのプロセス用に予約するメモリ内の共有ページの数を指定します。各ページの長さは 4KB です。

[Service Execution Processes]

サーバーの初期化時に開始するサービス実行プロセスの数を指定します。

[Shared Memory Cushion]

共有メモリの割り当てがサーバーの動作要件に対して小さすぎる場合でもサーバーの処理を継続できるように共有メモリ ページから予約する 4KB のページの数を指定します。値の範囲は、1 から共有メモリ ページの数までです。

[Trace Table Size]

トレース バッファーに保持できるエントリの数を指定します。この数を超えるとバッファーがリセットされます([Auxiliary Trace Active] をオンにした場合、この時点でディスクにもトレース バッファーが書き込まれます)。値 2 は、スペースが 1 つのエントリ分だけであることを意味し、[Auxiliary Trace Active] をオンにした場合は各エントリがディスクに直接書き込まれます。各エントリの長さは 24 バイトです。

[Local Trace Size]

ローカル トレース テーブルに保持できるエントリの数を指定します。この数を超えるとテーブルがリセットされます。値が 0 (ゼロ) の場合はローカル トレース テーブルを使用できません。サービス実行プロセスにはそれぞれ固有のローカル トレース テーブルがあります。各エントリの長さは 24 バイトです。

[Maximum Diagnostics File Size]

補助トレースおよびダンプ ファイルの最大サイズ (KB) を指定します。値が 0 (ゼロ) の場合は最大サイズなしになります。

[Requested Licenses]

このエンタープライズ サーバーに必要なライセンスの数を指定します。

[Cold Start Diagnostics File]

サーバーの起動時に補助トレースおよびダンプ ファイルを削除する場合にオンにします。

[Dump on System Abend]

サービス実行プロセスなどのサーバー独自のプロセスの 1 つが異常終了した際にダンプを生成する場合にオンにします。ダンプ情報は異常終了の原因を特定するのに役立ちます。

[Auxiliary Trace Active]

トレース テーブルを上書きする前にトレース レコードをディスクにフラッシュする場合にオンにします。このファイルはすぐに大きくなるため、ディスク領域が十分にある場合以外はオンにしないでください。アクティビティが多いシステムの場合は、このフィールドを [Maximum Diagnostics File Size] と組み合わせて使用してディスク使用量を制限してください。トレース レコードをファイルに書き込むとパフォーマンスも低下します。

[Show Local Console]

サーバーの実行中にエンタープライズ サーバーのメッセージをテキスト ウィンドウで表示する場合にオンにします。メッセージは、[System Directory] で指定されたディレクトリの console.log というファイルに書き込まれます。テキスト ウィンドウは、エンタープライズ サーバーを実行しているマシンでのみ表示できます。システム メッセージは、Enterprise Server のコンソール ページでも参照できます。

[Trace Flags]

これらのフラグを使用して、このサーバーのトレース ファイルに書き込まれる情報を制御します。これらのフィールドをサーバーの実行中に変更した場合、すぐに変更が反映されます。

[Task Control]

サーバーのタスク制御コンポーネントをトレースする場合にオンにします。

[Storage Control]

サーバーの記憶域制御コンポーネントをトレースする場合にオンにします。

[Table Management]

サーバーのテーブル管理コンポーネントをトレースする場合にオンにします。

[Application Container]

サーバーのファイル制御コンポーネントをトレースする場合にオンにします。

[Request Handler]

サーバーの要求ハンドラー コンポーネントをトレースする場合にオンにします。

[RM Interface]

サーバーのリソース マネージャー インターフェイス コンポーネントをトレースする場合にオンにします。

[Communications]

サーバーの通信コンポーネントをトレースする場合にオンにします。

[Exit]

ユーザー出口およびシステム出口をトレースする場合にオンにします。

[Configuration Information]

サーバーの起動時および実行時の動作を決定する構成情報のテキストを入力します。この設定は省略可能です。有効なエントリの詳細については、『構成および管理』の「サーバー」の章にある「構成情報」のセクションを参照してください。

[Description]

サーバーの説明のテキスト (目的や所有者など) を入力します。この設定は省略可能です。

[Add]

クリックすると、新しいサーバーが Directory Server リポジトリに追加されます。

[Back]

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