MFDS のデフォルトの Vault の構成

制約事項: 本トピックは、Enterprise Server 機能が有効な場合にのみ該当します。

デフォルトの Vault を使用する前に、既存の MFDS のセキュリティで保護されたデータを Vault に移行する必要があります。その後、Vault を使用するように MFDS を構成できます。

MFDS のセキュリティで保護されたデータを Vault に移行する

MFDS の以前のバージョンでトランスポート層セキュリティ (TLS) または外部セキュリティを使用していた場合は、Vault を使用するように MFDS を構成する前に、この情報を Vault に移行する必要があります。

  1. Micro Focus Directory Server を停止するには、次の手順を実行します。
    • Windows の場合:
      1. services.msc を実行して、Windows サービス マネージャーを開きます。
      2. [サービス] リストで、[Micro Focus Directory Server] をクリックします。
      3. サービスを停止するには、[停止] をクリックします。
    • UNIX の場合:
      • Enterprise Server Administration ホーム ページのサイド バーで [Shut Down] をクリックします。

      または、次の操作を行います。

      • Visual COBOL コマンド プロンプトで、$COBDIR ディレクトリに切り替えて次のように入力します。
        mfds -s
  2. Visual COBOL コマンド プロンプトで、次のように入力します。
    mfds --vault-migrate

デフォルトの Vault を使用するように MFDS を構成する

初期状態の場合、MFDS ではデフォルトの Vault は使用されません。プロバイダーを構成し、移行に関する問題に対処した後、Vault を使用するようにシステムを構成する必要があります。

  1. Micro Focus Directory Server サービスが実行中の場合は停止します。詳細については、上記の手順を参照してください。
  2. 次のシステム環境変数を設定します。
    MFDS_USE_VAULT=Y
  3. Micro Focus Directory Server を再起動します。

MFDS が正しく構成されると、Enterprise Server Administration のホーム ページで、ライセンス状態の上の右上角に、[Vault enabled] というテキストが表示されます。


[Vault enabled]