補助トレース

主要な CAS 機能のアクティビティを一定期間にわたってトレースできます。

この機能がアクティブな場合、トレース テーブルを上書きする前にトレース レコードがディスクにフラッシュされます。

注: 補助トレースをアクティブにすると出力ファイルがすぐに大きくなるため、アクティブにする前に十分なディスク領域があることを確認してください。アクティビティが多いシステムの場合は、診断ファイルの最大サイズも構成することで出力ファイルのサイズを制限できます。トレース レコードをファイルに書き込むとパフォーマンスも低下します。

補助トレースはシステムの実行中に行われるため、システムのパフォーマンスに影響を与える可能性があります。そのため、さまざまな種類の問題で必要なイベントのみを記録できるように、細かな構成を行えるようになっています。理想的なプロダクション システムは、少なくとも最低限のトレースを有効にした状態で十分なパフォーマンスが得られる必要があります。

トレース ファイルのデータセット

補助トレースのトレース出力は、Enterprise Server のオプションで A または B のいずれかのデータセット ファイルに書き込みます。デフォルトは A ですが、2 つを切り替えることができます。

出力ファイル

トレース出力ファイルはシステム ディレクトリに書き込まれます。形式は次のとおりです。

casauxta.rec
A データセットの出力ファイル。
casauxtb.rec
B データセットの出力ファイル。
注: 従来の Enterprise Server Administration ユーザー インターフェイスを使用して Enterprise Server で補助トレースを有効にする方法については、ここをクリックして、Micro Focus YouTube チャンネルのビデオをご覧ください。UI は ESCWA と異なりますが、概念は同じです。