ネイティブ COBOL コードでの COBOL 監視ポイントの設定

制約事項: 次の説明はネイティブ コードにのみ該当します。

COBOL 監視ポイントはネイティブ COBOL コードのブレークポイントの一種で、個別のデータ項目 (コードの行ではなく) に設定します。これにより、特定のデータ項目に関連付けられたメモリ領域を監視できます。デバッグ中、関連付けられたメモリが更新されると、またはデータ項目に条件が付加されている場合には条件またはヒット カウント (あるいはその両方) の設定に合致すると、実行が中断されます。COBOL 監視ポイントは、デバッグを開始する前に設定することも、デバッグ セッション中に設定することもできます。

COBOL 監視ポイントを追加するには、次の手順を実行します。

  1. [Debug > Windows > COBOL Watchpoints] をクリックして、[Watchpoints] ウィンドウを表示します。
  2. [New] をクリックします。
  3. データ項目の名前をフィールドに入力し、Enter を押します。
    Shortcut: エディターで、ソース コード内のデータ項目を右クリックし、[Add COBOL Watchpoint] を選択します。

    監視ポイントが [Watchpoints] ウィンドウにリストされ、デフォルトで有効になります (その場合、監視ポイントの左に チェック マーク アイコン が表示されます)。チェック マーク アイコン をクリックすると、この監視ポイントのオンとオフを切り替えることができます。

  4. 条件を監視ポイントに追加するには (オプション)、次の手順を実行します。
    1. [Watchpoints] ウィンドウでデータ項目を右クリックし、[Conditions] を選択します。

      [Watchpoint conditions] ダイアログ ボックスが表示されます。

    2. [Conditions] を選択し、次のいずれかまたは両方を追加します。
      • [An expression]:variable EQUALS value などの条件式。完全な式を設定するには、式の前に「Breaks when」を付けることに注意してください。また、式の構文検証は行われません。構文的に正しくない場合は、機能しないだけです。
      • [A hit count value]:メモリ領域の更新回数を表します。現在のヒット カウント条件をクリックし、表示された条件のリストから選択して、適切な値を入力します。

      式とヒット カウント値の両方を定義した場合、両方の条件が満たされない限り、実行は停止しません。

  5. [OK] をクリックします。

    COBOL 監視ポイントは、[Watchpoints] ウィンドウに表示され、無効にする (名前の左にある チェック マーク アイコン をオフにする) か削除するまで、それ以降のすべてのデバッグ セッションで有効になります。

    監視ポイントが有効になっている場合、データが変更された行の直後の行でデバッグが停止します。