まれに、メモリへの書き込みをすべきでないときに書き込みが行われることで、ネイティブ コード アプリケーションにメモリのオーバーフローが生じることがあります。オーバーフローの原因となったコードの行を特定できない場合は、COBOL 監視ポイント機能を使用して問題のメモリ領域を監視できます。
Visual COBOL の COBOL 監視ポイントはブレークポイントの一種で、ネイティブ COBOL コードにおけるメモリ破損の追跡に役立ちます。この監視ポイントは、特定のコードの行ではなく、個別のデータ項目に設定します。この監視ポイントにより、特定のデータ項目に関連付けられたメモリ領域を監視できます。メモリが更新されるか、ユーザー定義の条件が満たされると (たとえば、メモリが特定の回数更新されると)、データが変更された行の直後の行でデバッグが停止します。
監視ポイントはコードの任意のセクションのデータ項目に設定できます。詳細については、「ネイティブ COBOL コードでの COBOL 監視ポイントの設定」を参照してください。
設定された監視ポイントは、[Watchpoints] ウィンドウで表示および構成され、次のアクションが可能です。