ESCWA を介してエンタープライズ サーバーのデータ セットを開く

開始する前に、エンタープライズ サーバー リージョンが実行されていることを確認する必要があります。また、リモート リージョンに接続する場合は、使用する環境の CCITCP2 環境変数を目的のリージョンが存在するマシンの IP アドレスに設定し、リージョン内で Fileshare サーバーが実行されていることを確認する必要があります。

このプロセスにより、複数のカタログを同時に操作できます。ESCWA サービスに接続すると、サービスに関連付けられた各 Micro Focus Directory Server (MFDS) にアクセスできるため、各 MFDS 内のリージョンの各カタログにアクセスできます。SSL を使用して接続する場合は、ESCWA エンドポイント、および使用する必要のある各リージョンのエンドポイントを [Certificate Authority Trust Store] に追加する必要があります。これは、Micro Focus データファイル ツールはデータ セットの ENQ/DEQ を行うためにリージョンに直接接続する必要があるからです。

  1. Micro Focus データファイル ツール ウィンドウで、[File > Data Explorer] を選択するか、[Data Explorer] アイコン ([Data Explorer]) をクリックします。

    左側のペインにデータ エクスプローラー (Data Explorer) が開きます。

  2. 下矢印 をクリックし、[Add Connection] を選択します。

    [Data Source Settings] ダイアログ ボックスが表示されます。

  3. [ESCWA] タブをクリックします。
  4. [Enterprise Server Common Web Administration] セクションで、ESCWA サービスの接続の詳細を入力します。
    1. [Host] フィールドに、必要なデータ セットが格納されているエンタープライズ サーバー リージョンを含む ESCWA サービスのネットワーク名または IP アドレスを入力します。
    2. [ESCWA Port] フィールドに、ポート番号を入力します。
    3. SSL 経由の接続の場合は、[Use SSL] をオンにします。

      SSL 接続を有効にする方法の詳細については、「設定」の「[Security]」のセクションを参照してください。

  5. ESCWA で外部セキュリティー マネージャーが有効になっている場合は、[Authentication] セクションで、編集するデータ セットへのアクセス権を持つユーザーの ID およびパスワードを入力します。ESCWA で外部セキュリティー マネージャーが有効になっていない場合は、これらのフィールドには詳細を入力しないでください。
    ヒント: ESCWA に接続する前に、[Test] をクリックして、接続の詳細をテストできます。
  6. [Apply] をクリックします。

    接続先のサーバーがセキュリティで保護されていない場合は、「Insecure Connection (安全でない接続)」という警告が表示されます。安全に接続するには、上記の [Use SSL] オプションについて確認してください。

    ESCWA サービスに関連付けられている MFDS がデータ エクスプローラーに表示されます。

  7. 外部セキュリティ マネージャーが MFDS レベルまたはリージョン レベル (あるいはその両方) でも有効になっている場合は、追加の資格情報が必要な各ポイントで、[Settings] アイコン ([Settings]) をクリックし、必要な資格情報を入力して、[Logon] をクリックします。その後、表示権限を持つエンタープライズ サーバー リージョンのノードを展開して、そのリージョンに関連付けられているカタログを表示できます。
  8. 必要なリージョン ノードを展開して、カタログを表示します。 カタログ内のデータ セットのサブセットのみを表示する場合は、[Filter] アイコン ([Filter]) をクリックし、ダイアログ ボックスにデータ セット名フィルターを入力して (例:MFIJCL.*.*.DATA)、[Confirm] をクリックします。
    ヒント: フィルターの動作をさらに細かく制御するには、[Disable Additional Qualifiers] を使用します。カタログの検索およびフィルター処理とメインフレームで生成される結果の一貫性を向上させる場合は、このオプションを使用します。このオプションをオンにすると、カタログの結果をフィルター処理する際に追加の修飾子が使用されなくなります。たとえば、オンにすると、A.B のフィルターは A.B のデータ セットのみを返します。このオプションは、メインフレームで [Include Additional Qualifiers] オプションを無効にした場合の効果をエミュレートします。オフにすると、A.B のフィルターは A.B で始まるすべてのデータ セットを返します (A.B** を入力した場合と同様)。
  9. データ セットを開くには、リージョン ノードの下に表示されるリストで目的のデータ セットをダブルクリックします。

    [Specify Fileshare Name] ダイアログ ボックスが表示されます。

  10. リモート エンタープライズ サーバー リージョンのデータ セットを開く場合は、[Fileshare Server] セクションで [Use Fileshare] をオンにし、リモート リージョンで実行されている Fileshare サーバーの名前を入力して、[OK] をクリックします(このマシン上のエンタープライズ サーバー リージョンである場合は、詳細を入力する必要はありません。[Use Fileshare] をオフにし、[OK] をクリックしてください)。

    [Open Data File] ダイアログ ボックスが表示されます。

  11. [Open Data File] ダイアログ ボックスが表示されたら、他のデータ ファイルの場合と同じように操作します。その後のデータファイル エディタの使用方法も他のデータ ファイルの場合と同じです。
    注: 構造ファイルはローカルに保存する必要があります。そのため、リモート データ セットを開く場合は、データ セットを開くたびに必要な構造ファイルを選択する必要があります。
ヒント: データ エクスプローラーから既存の接続を削除する場合は、接続名の右側にある [Settings] アイコン ([Settings]) をクリックし、[Data Source Settings] ダイアログ ボックスで [Delete] をクリックします。