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USUBSTR

USUBSTR 関数は、UTF-8 または UTF-16 データを含む文字データ項目引数のデータのサブストリングを返す。この関数の型は、次のように引数の型によって異なる。
引数の型 関数の型
英字 英数字
英数字 英数字
各国文字 各国文字
UTF-8 UTF-8

一般形式

USUBSTR 関数の一般形式の構文

引数

argument-1
英字、英数字、各国文字、または UTF-8 とする。argument-1 は次のとおり、字類に応じて有効な UTF-8 または UTF-16 データで構成されている必要がある。
  • argument-1 の字類が英字、英数字、または UTF-8 の場合、有効な UTF-8 データで構成されていなければならない。
  • argument-1 の字類が各国文字の場合、有効な UTF-16 データで構成されていなければならない。
argument-2
ゼロよりも大きい整数でなければならない。argument-1 におけるサブストリングの開始位置を表す。
argument-3
ゼロ以上の整数でなければならない。argument-1 におけるサブストリングの長さを表す。
注: argument-2 および argument-3 の合計から 1 を引いた結果が ULENGTH(argument-1) 以下でなければならない。

argument-23argument-32 の場合、返却値は、argument-1 の 3 文字目を開始位置とする 2 文字の UTF-8 または UTF-16 文字で構成される英数字文字列になる。

返却値

返却値は、argument-1 のサブストリング (同じ型) の文字列である。

説明

この関数は表意文字異体字セレクター (IVS) をサポートし、フォント ソフトウェアでデフォルトとは異なる字形を選択できる (異体字が存在しないかサポートされていない場合はフォント ソフトウェアで無視される)。IVS は U-E0100 から U-E01EF の範囲の Unicode 文字で構成される。UTF-16 文字列は U-DB40 + DD00 から U-DB40 + DDEF の範囲のサロゲート ペアを使用し、UTF-8 文字列は 0xF3A08480 から 0xF3A087AF の範囲を使用する。

Unicode 文字の後に IVS が続く場合、この関数の処理において 1 文字として扱われる。