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クラス定義 (オブジェクト指向ネイティブ COBOL)

クラスは、オブジェクト COBOL のクラス オブジェクトおよびそのインスタンス オブジェクトを記述する。その中には、クラス メソッドおよびインスタンス メソッド用の入れ子のプログラムが含まれる。

一般形式


ネイティブ オブジェクト指向コードのクラス定義の一般形式

構文規則

  1. PROTECTED および RESTRICTED は同等である。
  2. EXTERNAL 句を指定した場合、DATA 句および INHERITS 句は使用できない。
  3. ABSTRACT 句を指定した場合、FINAL 句は使用できない。
  4. INHERITS 句内で WITH DATA を指定した場合、DATA IS PRIVATE 句を class-name-2 のソース コード内で明示的にまたは暗黙的に指定することはできない。
  5. class-name-2 は class-name-1 と同じにはできない。
  6. class-name-2 は class-name-1 を直接的にも間接的にも継承できない。
  7. END CLASS 見出し内の class-name-1 は、先行する Class-ID 段落で指定されている class-name-1 と同じにする必要がある。

一般規則

  1. class-name-1 は、宣言対象のクラスを特定する。
  2. ABSTRACT 句は、class-name-1 が抽象クラスであることを示す。抽象クラスのインスタンスを生成することはできない。
  3. EXTERNAL 指定は、class-name-1 が外部クラスであることを示す。コードは生成されない。
  4. RESTRICTED 指定は、class-name-1 から継承したデータにサブクラスが直接アクセスできるようにする。
  5. PRIVATE 指定は、class-name-1 から継承したデータにサブクラスが直接アクセスできないようにする。
  6. INHERITS 指定は、class-name-2 が class-name-1 の親クラスであることを指定する。
  7. INHERITS を指定しない場合、class-name-1 は分類スキーム内で新しいルートを形成する。分類スキームには、ルートが 1 つ以上存在する可能性がある。
  8. WITH DATA 指定は、class-name-2 から継承したデータに class-name-1 が直接アクセスできることを指定する。