Micro Focus Visual COBOL for Linux and Unix の Readme

この Readme には、Micro Focus® Visual COBOL® for Linux and Unix に関する情報が記述されています。

Micro Focus Visual COBOL for Linux and Unix パッケージは次の製品で構成されています。



この製品には、Enterprise Server 配下でのネーティブ COBOL アプリケーションの Web サービスとして展開、および、J2EE アプリケーションサーバーからアクセスのサポートが含まれています。

Eclipse パースペクティブには、Enterprise Server に展開させるメインフレーム サブシステム アプリケーション関連の項目が表示されますが、この製品にはそのためのライセンスは含まれていないため、機能しません。

この Readme には製品ヘルプに記載がない情報が含まれている場合があります。 製品をインストールする前に、Readme 全体を必ずご一読ください。

この Readme は、次の項で構成されています。


注: Micro Focus は、ウェブ・サイトの内容またはそのリンク先サイトの内容について責任を負いません。ウェブ・サイトは本質的に短期間で変更される可能性があります。したがって、リンクを最新の状態に保つように努力していますが、必ず期待どおりに機能することを保証することはできません。

システム要件 - Visual COBOL for Eclipse

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ハードウェア要件
オペレーティング・システム:
  • Windows 7
  • Windows 8
  • Windows Server 2008 SP2、Windows Server 2008 R2
ディスク領域:
Sentinel RMS ライセンス・サーバ - 約 60MB
Visual COBOL に約 680MB (注:このディスクサイズには、インストールイメージがない場合にもインストールの変更を可能にするためにローカルに情報をキャッシュしておくのに必要なスペースも含まれます。)
ソフトウェア要件

次のソフトウェアを事前にインストールしておく必要があります。
  • Java Platform Standard Edition (Java SE) 6 Update 27(32 ビットのみ) がインストールされていること。Java SE は、www.oracle.com からダウンロードして、マシン上の任意のディレクトリにインストールできます。
  • Linux/Unix 側の環境には、xterm がインストールされている必要があります。 xterm は、X Window System のターミナル エミュレータで、お使いの Linux/Unix の機能として含まれていますが、デフォルトではインストールされません。 インストールするには、お使いの Linux/Unix のインストールメディアからインストールしてください。
  • XML拡張を使う場合、RM/COBOL version 12 for 32-bit Windowsと同様のシステム要件を満たす必要があります。(RM/COBOL User's Guide, Second Edition 以降をご参照ください。)さらに、Terminal Server と連携して使用することができます。

次の環境変数を設定する必要があります。


  • JAVA_HOME - クライアント製品をインストールする場合は、この変数に 32 ビット Java インストールの場所を設定してください。設定しない場合、インストールは終了します。

システム要件 - Visual COBOL Development Hub

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ハードウェア要件
オペレーティング・システム:
  • AIX v6.1/v7.1 (Power) - 32/64-bit
  • HP-UX 11.31 (Itanium) - 32/64-bit
  • Oracle Linux 6.2 (intel) - 32/64-bit
  • RedHat 5.5, 5.8, 6.2 (intel) 6.2 (390)- 32/64-bit
  • Solaris 10 11 (SPARC) 11 (intel)- 32/64-bit
  • SUSE 11/11 SP2 (intel) 11 SP2 (390) - 32/64-bit
ディスク領域:
Sentinel RMS ライセンス・サーバ - 約 26-33MB(プラットフォームにより異なります。)
Micro Focus Development Hub - 約 206-427 MB(プラットフォームにより異なります。)

(注:インストールには、インストールする製品と同じサイズの空きディスク領域が必要です。)

ソフトウェア要件

次のソフトウェアを事前にインストールしておく必要があります。

  • Red Hat 6.2 では、インストールを実行する前に、以下の 32 ビット用の OS のライブラリがインストールされている必要があります:
    • GNU Standard C++ Library - libstdc++(i686 バージョン)
    • The object files for development using standard C libraries glibc-devel (i686 バージョン)
    詳細は、Red Hat 社のサイトをご確認ください。
  • Linux/Unix 環境に xterm がインストールされている必要があります。 xterm は、X Window System のターミナル エミュレータで、お使いの Linux/Unix の機能として含まれていますが、デフォルトではインストールされません。 インストールするには、お使いの Linux/Unix のインストールメディアからインストールしてください。
  • Eclipse IDE の実行、COBOL JVM コードの実行、およびネーティブ COBOL と Java 相互運用性サポートが動作保証されている Java は、 Java Platform Standard Edition (Java SE) 6 Update 27 以降 または Java 7 です。 Java SE は、www.oracle.com からダウンロードして、マシン上の任意のディレクトリにインストールできます。

    注: AIX 6.1 上での最低必要なバージョンは、Java 6.0 SR10 です。

次の環境変数を設定する必要があります。


  • JAVA_HOME 環境変数を設定します。クライアント製品をインストールする場合は、この変数に 32 ビット Java インストールの場所を設定してください。設定しない場合、インストールは終了します。
  • システムの PATH 変数に $JAVA_HOME/bin を追加します。
  • LANG 環境変数を設定します。これにより、ローカライズされたメッセージを選択します。Linux (SuSE を除く) では、base64 を設定する必要があります。それ以外のすべてのプラットフォームでは、uudecode を設定する必要があります。両ツールは、インストール・スクリプトからメッセージ・ファイルを抽出します。ツールが見つからない場合は、メッセージングはデフォルトで English に設定されます。

ダウンロードとインストールの手順

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Visual COBOL for Eclipse のインストール:
注:このリリースはフルインストール製品です。

  1. 開発環境製品 Visual COBOL 2.1J ダウンロード」から、 Visual COBOL for Eclipse の ダウンロード ファイルをクリックしてダウンロードし、解凍します。
    注:

    この製品は、Development Hub と連携してリモート開発をするために使用することができます。

    (Windows 環境での ZIP ファイルの解凍には Windows に標準搭載されている圧縮ファイルの展開機能や、Windows 用のファイル解凍ユーティリティをお使いくださ い。)

  2. Visual COBOL for Eclipse のインストールファイル EnterpriseDeveloperEclipse21.exe を実行し、ウィザードに表示される指示に従って、インストールを完了します。

C:\Users\Public\Micro Focus\Enterprise Developer\eclipse ディレクトリに、 Micro Focus プラグインが既にインストールされている、Eclipse の完全版がインストールされます。 Eclipse のバージョンは 3.7 です。

注:
  • インストール先のマシンに古い Sentinel RMS ライセンス・マネージャを使用する Micro Focus 製品が存在している場合は、Sentinel RMS ライセンス・マネージャを削除して Micro Focus ライセンス・マネージャをインストールするように促されることがあります。指示に従うと、既存の Sentinel RMS ライセンス・ファイルを残したまま、Micro Focus ライセンス・マネージャが追加されます。コンピュータに既存のライセンスのこと、および Sentinel RMS ライセンス・マネージャを削除することについて不安がある場合は、システム管理者に連絡してください。処理を続行する場合は、Windows の [プログラムの追加と削除] を使用して Sentinel RMS ライセンス・マネージャを削除し、インストール・ファイルを再実行してください。
  • リモート・デスクトップ・サービスで試用版ライセンスを使用することはできません。リモート・デスクトップ・サービスを使用して製品を使用する必要がある場合は、Micro Focus support に連絡して、適切なライセンスを取得してください。
  • Microsoft Download Center で .NET Framework のアップデートが公開されている場合は、すべてインストールすることをお奨めします。
  • JDK をインストールする場合は、最新のアップデートをインストールするように促されることがあります。Visual COBOL を使用する場合は最新のアップデートを使用する必要はありませんが、インストールしてもかまいません。
インストール後
ライセンスに記載されている方法 でライセンスをインストールしてください。製品はライセンスインストール後に使用可能です。

Windows タスクバーから[スタート > すべてのプログラム > Micro Focus Enterprise Developer > Enterprise Developer for Eclipse] をクリックすると製品が起動されます。

Eclipse パースペクティブの設定はインストール後リセットされません。 新機能を使うには、インストール後に次の方法でCOBOL パースペクティブをリセットする必要があります:

  1. [ウィンドウ > パースペクティブを開く > COBOL]をクリックして COBOL パースペクティブを開きます。
  2. [ウィンドウ > パースペクティブのリセット]をクリックします。
  3. [OK]をクリックします。
  4. 必要なカスタマイズ設定を再度適用します。

製品ヘルプの『ここからはじめよう!』および『製品情報』の項を参照してください。チュートリアルやデモ・プログラムなど、入門者向けの情報が記載されています。

修復:
Windows では、製品ファイル、レジストリ設定やショートカットを誤って削除してしまった場合、インストールの修復機能を実行して復元できます。
  1. [スタート > コントロールパネル]をクリックします。
  2. [プログラム > プログラムのアンインストール]をクリックします。
  3. 修復が必要な Micro Focus 製品を右クリックして[修復]をクリックします。
Development Hub のインストール
注: インストール実行中に、インストーラは製品の Enterprise Server のシステム管理のプロセス ユーザー IDを設定します。プロセス ユーザー IDは、Micro Focus Directory Server(MFDS)のものを除く、すべての Enterprise Server プロセスのオーナーになります。Directory Server プロセス(Enterprise Server Administration)は rootとして実行されますが、これはシステムファイルやポートにアクセスするためです。

Enterprise Server Administration から起動される、すべての Enterprise Server プロセスは、ファイルのアクセスと作成の権限のあるプロセス ユーザー ID の下で実行されます。

デフォルトでは、インストーラはインストーラを実行するユーザーのログインIDをプロセス ユーザー IDとして使用しています。インストール後に、このプロセス ユーザー IDを変更する場合は、 $COBDIR/bin/casperm.sh を実行します。

製品に含まれている $COBDIR/bin/casperm.sh スクリプトは不具合があり、正しく動作しません。
以下のリンクから改修ファイルをダウンロードしてスーパーユーザ権限で tar コマンドで解凍して $COBDIR/bin/casperm.sh と差し替えてご使用ください。

改修ファイル: casperm_fix.tar  (ファイルサイズ 92,160 バイト)


  1. 開発環境製品 Visual COBOL 2.1J ダウンロード」から、 該当するプラットフォーム用の以下のダウンロード ファイルをクリックしてダウンロードし、解凍します。

    Visual_COBOL_2.1_プラットフォーム名.zip

    インストール先に直接ダウンロードして解凍する場合は、スーパーユーザ権限で次のように unzip コマンドを使って解凍します。

    unzip ./Visual_COBOL_2.1_プラットフォーム名.zip

    Windows 環境にダウンロードして解凍したファイルを、インストール先の環境に ftp でバイナリ転送しても同様です。

    (Windows 環境での ZIP ファイルの解凍には Windows に標準搭載されている圧縮ファイルの展開機能や、Windows 用のファイル解凍ユーティリティをお使いくださ い。)

  2. 注:
    • Sun Sparc Solaris の場合は、次の手順 2 でインストールを開始する前に、以下を行ってください。それ以外のプラットフォームの場合は、この手順をスキップしてください。
      1. XPG4 のユーティリティを使っていない場合は、PATH で XPG4 のフォルダを先頭に指定してください。

        例 bsh の場合

        PATH=/usr/xpg4/bin:$PATH
        export PATH

        設定がない場合のインストールエラー例

        tar: /install_image_dir/safenet.tar: ファイルもディレクトリもありません。

        install_image_dir : インストールファイルのあるディレクトリ名

      2. Solaris に付属している GNU tar (/usr/sfw/bin/gtar) をコマンド名 tar で使用できるように設定してください。

        設定例

        例 bsh の場合 ( /usr/local/bin に tar が存在しない場合)

        cd /usr/local/bin
        ln /usr/sfw/bin/gtar tar
        PATH=/usr/local/bin:$PATH
        export PATH
        

        設定がない場合のインストールエラー例

        remotedevinstall - unTar - エラー - /COBDIR_dir/remotedev/ant/apache-ant-1.7.1-bin.tar の /COBDIR_dir/remotedev/ant への解凍に失敗しました。

        COBDIR_dir はデフォルトの場合 /opt/microfocus/EnterpriseDeveloper です。

  3. スーパーユーザ権限で、次のコマンドを実行します。(この手順以降はスーパーユーザ権限の同一ログイン セッションでおこないます。)
    chmod +x setup_entdev_2.1_プラットフォーム名
    ./setup_entdev_2.1_プラットフォーム名

    スーパーユーザ権限で実行していない場合は、インストール時にスーパーユーザのパスワードの入力を促すプロンプトが表示されます。

  4. COBOL 環境のデフォルトのインストール先は /opt/microfocus/EnterpriseDeveloper です。このデフォルトを変更するには、
    -installlocation="Location" パラメータを使用して 以下の例のように別のディレクトリを指定します。

    ./setup_entdev_2.1_プラットフォーム名 -installlocation="インストール先のフルパス"

    -help オプションを指定すると、インストール・スクリプトに渡すことができる他のパラメータの詳細を確認できます。

    次のオプションを指定して、Enterprise Server の構成を指定することができます:

    [ -ESsysLog="location" ] [ -ESadminID="User ID" ] [ -CASrtDir="location" ]

    それぞれ、次の内容を指定します:

    • -ESsysLog

      Enterprise Server のシステムログの作成場所を指定します。
      例: -ESsysLog="/home/esuser/logs"
      デフォルトの場所は /var/mfcobol/logs です。

    • -ESadminID

      Enterprise Server のシステム管理のプロセス ユーザー IDを指定します。
      例: -EDadminID="esadm"
      デフォルトはインストール実行するユーザIDです。

    • -CASrtDir

      Enterprise Server 実行時システムファイルの場所を指定します。
      例: -CASrtDir="/home/esuser/casrt/es"
      デフォルトの場所は /var/mfcobol/es です。

    注:
    • SafeNet Sentinel ライセンスで保護されている製品が稼動中である場合、この製品のインストールが影響を与える可能性があります。 インストール中はライセンス更新のため、ライセンス機能が停止します。 SafeNet Sentinel ライセンスで保護されている稼動中の製品への影響を防ぐには、以下の例のようにSafeNet のインストールをスキップさせるオプション -skipsafenet を指定する必要があります。
      ./setup_entdev_2.1_プラットフォーム名 -skipsafenet
    • インストールされている SafeNet Sentinel への予期しない更新の影響を防ぐには、 以下のコマンドを実行して、/var/microfocuslicensing/ に空のファイル SKIP_SAFENET_INSTALL を作成します。
      touch /var/microfocuslicensing/SKIP_SAFENET_INSTALL
      このファイルが存在すると、SafeNet インストーラはインストールの更新や実行中のライセンスデーモンの停止を行いません。 ライセンスの更新を行うには、このファイルを削除して Sentinel RMS ライセンス・サーバを手動でインストールします。
  5. 環境を設定します。
    注: 下記のコマンドで設定されるのは、現在のシェルの環境だけなので、新しいシェルを起動するたびに、下記のコマンドを実行する必要があります。
    1. 製品を設定するには、次のコマンドを実行します。
      . /opt/microfocus/EnterpriseDeveloper/bin/cobsetenv
    2. 製品がインストールされ、ライセンスが有効であることを確認するには、次のコマンドを実行します。
      cob -Version
    3. ヒント:
      シェル初期化ファイル (etc/profileetc/bashrc など) に上記のコマンドを追加すれば、すべてのシェルで cobsetenv を実行する必要はなくなります。

    Visual COBOL Development Hub に関する情報は、製品ヘルプのリモートデバッグに関する項目を参照してください。

アンインストール

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Windows マシンからアンインストールする場合:

この製品をアンインストールするには、Windows の以下のメニューを表示してから、アンインストールする Micro Focus 製品を選択してアンインストールします。

[スタート > コントロールパネル > プログラム > プログラムのアンインストール]

アンインストール上の表示名は Micro Focus Enterprise Developer for Eclipse です。

注:
  • Visual COBOL インストーラは、 Micro Focus Visual COBOL および Micro Focus License Manager を別々にインストールします。 Visual COBOL だけをアンインストールしても、Micro Focus License Manager のインストールまたは必須ソフトウェアのアンインストールは自動的には行われません。

    製品を完全に削除するには、Micro Focus License Manager をアンインストールする必要があります。

    オプションで、必須ソフトウェアを削除できます。

Linux または UNIX が動作するマシンからアンインストールする場合:

Micro Focus Development Hub を削除するには、root ユーザで$COBDIR/bin ディレクトリの Uninstall_EnterpriseDeveloper2.1.sh スクリプトを実行します。

警告:
これにより、上記の製品は完全に削除されます。

これらの製品をアンインストールしても、Micro Focus Licensing Manager または必須ソフトウェアのアンインストールは自動的には行われません。

Micro Focus ライセンス・マネージャをアンインストールするには、/var/microfocuslicensing/bin ディレクトリUnInstallMFLicenseServer.sh スクリプトを実行します。このスクリプトを実行しても、特定のシステム設定またはライセンスが含まれる一部のファイルは削除されません。

注: オプションで、必須ソフトウェアを削除できます。手順については、各ソフトウェア・ベンダのマニュアルを参照してください。

Visual COBOL for Eclipse 向け X Window のインストール

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Visual COBOL for Eclipse の機能の中には、X Windows インストールを必要とするものがあるので、Micro Focus ViewNowX が製品に同梱されています。 インストールするには、Visual COBOL インストールに含まれるファイル ViewNow_X_Server.exe を実行します。 このファイルは、デフォルトでは、C:\Program Files\Micro Focus\Enterprise Developer\ViewNowX フォルダにあります。

ViewNowX を使用するには、クライアント・マシンに Microsoft Visual C++ 2008 SP1 Redistributable Package (x86) がインストールされている必要があります。 インストールされていない場合は、ViewNowX インストールにより、パッケージをダウンロードするためのリンクが表示されます。

Visual COBOL for Eclipse を使用して Linux/Unix で RDBMS アプリケーションを開発するための環境の構成

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注:
  • リモート・サーバ・プロセスの起動前に環境を構成します。
  • Pro*COBOL のサンプルがインストールされていることが前提となります。

  1. COBOL とサードパーティ・ソフトウェアの環境がそれぞれ設定されていることを確認します。
  2. RDBMS 環境を設定します。

    詳細については、RDBMS ベンダのマニュアルを参照してください。

  3. 必要に応じて、IDE でプロジェクトの外部に存在するコピーブックを参照できるように、COBCPY を設定します。
  4. Pro*COBOL/Cobsql アプリケーションを使用する場合は、COBOPT を設定する必要があります。これにより、プラットフォームと COBOL 作業モードに合わせて、リンカ・オプションが設定されます。

    それには、コマンド・ラインで次のコマンドを実行します。

    $COBDIR/src/oracle/set_cobopt_oracle
    COBOPT=$PWD/cobopt.ora
    export COBOPT

Development Hub の Remote System Explorer のサポートの構成

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Eclipse IDE からのリモート開発は、Linux/Unix マシンで動作し、プログラムのビルドとデバッグに関する IDE からの要求をすべて処理する RSE DStore 機能によってサポートされています。RSE DStore 機能は Linux/Unix デーモンとして実行され、Eclipse クライアントが RSE DStore サーバに接続する際に、RSE DStore サーバを起動します。DStore デーモンの起動環境はすべてのサーバに継承され、結果的にすべてのビルド・セッションとデバッグ・セッションに継承されます。Eclipse RSE DStore サーバの詳細については、ここをクリックしてください。

RSE DStore デーモンを起動するには、Linux/Unix マシン上で Perl、Java、as (アセンブラ) および ld (リンカ) が利用可能である必要があります。

RSE デーモンの起動
デフォルト・ポート (4075) でデーモンをバックグラウンド・プロセスとして起動するには、次のコマンドをスーパーユーザ権限で実行します。
$COBDIR/remotedev/startrdodaemon &

これで、デーモンは、マシンのポート 4075 に接続する Eclipse RSE プロセスをリスンします。別のポートを使用する場合は、startrdodaemon コマンドで別のポート番号を指定してください。

指定した範囲のポートでサーバをインスタンス化するように、デーモンを構成することもできます。この方法は特に、ファイアウォール経由で特定のポートだけ開く場合に適しています。 起動するには、次のコマンドをスーパーユーザ権限で実行します:

$COBDIR/remotedev/startrdodaemon [<port> | <low port>-<high port>]

指定方法詳細は次の通りです:

<port> にポート番号を指定します。デーモンはこのポートからクライアントマシン上の Eclipse からの接続をリスンします。 値の指定がない場合は、デフォルト値の 4075 が割り当てられます。この値は、インストールされている Eclipse 内で割当てられた値と一致します。

例: $COBDIR/remotedev/startrdodaemon 4999

この例では、4999 ポートでリスンするデーモンが起動され、ランダムにサーバーのポートが使用されます。

[<port> | <low port>-<high port>] に、デーモンによって起動されたサーバーがクライアントマシン上の Eclipse と通信するのに使用するポートの範囲を指定します。

例: $COBDIR/remotedev/startrdodaemon 4080 4090-4999

この例では、4080 ポートでリスンするデーモンが起動され、サーバー ポートは 4090-4999 が使用されます。

RSE デーモンの停止
デーモンを停止するには、次のコマンドをスーパーユーザ権限で実行します。
$COBDIR/remotedev/stoprdodaemon <port>
環境の構成
一部の環境設定については、RSE デーモンを起動する前に設定する必要があります。これは、特定の Eclipse クライアントから Development Hub でビルド・セッションまたはデバッグ・セッションを開始する際に使用する環境は、デーモンを起動したときの環境を継承するからです。通常設定する必要がある環境としては、例えば、データベースの場所やビルド/実行時の SQL アクセス設定などがあります。
注: Eclipse IDE のリモートプロジェクトのデバッグで DISPLAY/ACCEPT 文による日本語の入出力をする場合は、デバッグを行う前に以下の設定を行う必要があります。

リモートプロジェクトにおけるデバッグは、デフォルトで X Window System の ターミナル xterm 上で行われるよう構成されています。(TERM 環境変数に aixterm dtterm hpterm のいずれかの設定がある場合は、それぞれの設定のターミナルが使用されます。)

デバッグ時に DISPLAY 文で日本語を画面出力させる場合は、xterm 上で適切な日本語フォントが使用されるように事前に設定しておく必要があります。

デバッグ時に起動される xterm のコマンドラインは、Development Hub コンポーネントのインストール ルートの下の bin ディレクトリにあるファイル cobanim の最終行に定義されています。

お使いの Linux/Unix 環境で xterm 上での日本語の表示をグローバルに設定していない場合などに、リモートデバッグの xterm 上で使用する日本語フォントを指定する場合は、この cobanim ファイルの xterm を起動している最終行で、利用可能な日本語のフォントを適宜指定します。

また、デバッグ時に ACCEPT 文で日本語を入力する場合は、kterm で日本語を入力するための環境のセットアップおよび構成をおこない、cobanim ファイル内で、1カラム目から XPROG=xterm と指定している行を以下のように変更します。これにより、xterm の代わりとなるターミナルとして kterm が使用されます。kterm の場合も日本語が表示されるようにグローバルに設定していない場合は、このファイルのターミナルを起動している最終行で、利用可能な日本語のフォントを適宜指定します。

[修正前]
XPROG=xterm

[修正後]
XPROG=kterm

X Window System のターミナル上での日本語の表示や入力の設定手順に関する詳細は、X Window System のドキュメント、および、お使いの Linux/Unix 環境の日本語入力に関するドキュメントをご参照ください。

その他、製品に同梱されている ViewNow X Server で XDMCP Broadcast の設定をおこない xterm を使用する場合は、X Window の GNOME セッション内で起動される xterm に対して、日本語のコピーペーストをおこない、日本語入力をおこなうことも可能です。

ライセンス

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製品には、統合開発環境 Eclipse を使用してアプリケーションを作成するための Visual COBOL for Eclipse のライセンスと Linux/Unix 上で動作する Development Hub のライセンスの合計2個の開発用ライセンスが提供されています。

製品のライセンスを有効にするには、製品のインストール後、認証コード(Authorization Code)を使用して、次の手順を実行します。

認証コード(Authorization Code)は、16桁の英数字からなる文字列です。

これは、製品パッケージに同梱されている『ライセンス証書』に記載されています。

Visual COBOL for Eclipse の場合は 『Product Detail: Visual COBOL for Eclipse 』で始まる項に記載されているコードを使用します。

Development Hub の場合は 『Product Detail: Visual COBOL Development Hub 』で始まる項に記載されているコードを使用します。

注: ViewNow X Server には、Visual COBOL for Eclipse と一緒に使用するための XSERV964 ライセンス・キーが付属しています。
Windows で製品のライセンスを有効にする場合:

  1. [スタート > すべてのプログラム > Micro Focus ライセンス管理 > ライセンス管理システム] をクリックします。
  2. [Micro Focus ライセンスシステムの管理]の ダイアログ・ボックスが表示されます。
  3. [認証] タブをクリックします。
  4. 認証コード(Authorization Code)を入力して[認証]ボタンを押します。
Windows で製品のライセンスをサイレントインストールで有効にする場合:

ライセンスのサイレントインストールをおこなう場合は、製品のインストール後に、以下のコマンドを実行してください。

install-dir\bin\cesadmintool -term activate 認証コード

サイレントインストールのコマンド実行例
"C:\Program Files\Micro Focus\Enterprise Developer\bin\CesAdminTool.exe" -term activate XXXE00DXXXDAXXX
注:コマンド例の認証コードは入力例です。実行する場合は、製品パッケージに同梱されている『ライセンス証書』に記載されている認証コードを指定してください。

Linux および Unix で製品のライセンスを有効にする場合:
Micro Focus ライセンスシステムは、インストール・プロセスの一部として /var/microfocuslicensing ディレクトリにインストールされます。製品のライセンスを有効にするには、次のコマンドを実行します。
cd /var/microfocuslicensing/bin
cesadmintool.sh

上記のライセンス管理ツールを実行して表示されるメニューから、「1. オンライン認証(1. Online Authorization.)」を選択し、認証コード(Authorization Code)を入力してライセンスの認証をおこなうことができます。

認証コード(Authorization Code)は、16桁の英数字の文字列で、製品パッケージに同梱されている「ライセンス証書」に記載されています。

ライセンス・ポリシーの内容または必要なライセンスの種類がわからない場合は、システム管理者または製品の購入元に連絡し、有効なライセンスを取得してください。

新機能

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新機能については製品ヘルプの『製品情報』のトピック『新機能』を参照してください。

既知の問題点

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製品ヘルプの『製品情報』のトピック『既知の問題点と制限事項』を参照してください。また、次の注意事項があります。

GUI の実行可能ファイル形式のプログラムで日本語が表示(DISPLAY)されない不具合

日本語版 Windows 上において、日本語を DISPLAY するプログラムを GUI の実行可能ファイルで実行すると、正しく表示されない不具合があります。
(INT・GNT 形式やキャラクターベースの実行可能ファイル形式ではこの不具合は発生しません。)

以下のいずれかのコーディングにより、この不具合を回避することができます。

o 手続き文の先頭に以下の DISPLAY 文を追加する。

       PROCEDURE DIVISION. 
           DISPLAY SPACE UPON CRT. 

o 以下のコードをプログラムの冒頭に追加する。

       WORKING-STORAGE SECTION.

       01 func-code     pic x comp-x value 18.  
       01 func-param    pic x comp-x value 1. 

       PROCEDURE DIVISION.  
           call x"A7" using func-code  func-param. 
IDE のインターフェースマッピングの機能または imtkmake で自動生成される Java の テスト用クライアントの不具合

  • 概要

    COBOLプログラム名が大文字として処理される場合、 IDE のインターフェースマッピングの機能 または imtkmake で自動生成される Java の テスト用クライアントが正しく動作しない不具合があります。

    開発者が利用するテスト用のクライアントの生成内容の不具合であるため、本番環境で使用される JSP クライアントへの影響はありません。

    また、COBOLプログラム名がすべて大文字として処理されない場合、例えば、すべて小文字の場合には、この不具合は発生しません。

  • エラー例

    16:06:52,396 INFO  [ServerImpl] JBoss (Microcontainer) [5.1.0 (build: SVNTag=JBPAPP_5_1_0 date=201009150028)] Started in 59s:202ms
    16:07:20,702 ERROR [[jsp]] Servlet.service() for servlet jsp threw exception
    org.apache.jasper.JasperException: Cannot find any information on property 'sRV00001_P1_io' in a bean of type 'com.mypackage.SRV00001S.SRV00001SJspBean'
            at org.apache.jasper.runtime.JspRuntimeLibrary.getReadMethod(JspRuntimeLibrary.java:839)
            at org.apache.jasper.compiler.Generator$GenerateVisitor.visit(Generator.java:1117)
            at org.apache.jasper.compiler.Node$GetProperty.accept(Node.java:1124)
            at org.apache.jasper.compiler.Node$Nodes.visit(Node.java:2359)
            at org.apache.jasper.compiler.Node$Visitor.visitBody(Node.java:2409)
            at org.apache.jasper.compiler.Node$Visitor.visit(Node.java:2415)
            at org.apache.jasper.compiler.Node$Root.accept(Node.java:495)
            at org.apache.jasper.compiler.Node$Nodes.visit(Node.java:2359)
            at org.apache.jasper.compiler.Generator.generate(Generator.java:3433)
            at org.apache.jasper.compiler.Compiler.generateJava(Compiler.java:217)
            at org.apache.jasper.compiler.Compiler.compile(Compiler.java:333)
            at org.apache.jasper.compiler.Compiler.compile(Compiler.java:313)
            at org.apache.jasper.compiler.Compiler.compile(Compiler.java:300)
            at org.apache.jasper.JspCompilationContext.compile(JspCompilationContext.java:585)
            at org.apache.jasper.servlet.JspServletWrapper.service(JspServletWrapper.java:312)
            at org.apache.jasper.servlet.JspServlet.serviceJspFile(JspServlet.java:322)
            at org.apache.jasper.servlet.JspServlet.service(JspServlet.java:249)
    

  • 原因および詳細情報

    この不具合は、COBOLプログラムのエントリ名を構成する文字列の大文字・小文字の並びによって、内部で自動生成する JSPBean のプロパティ名とサーブレットで使用する set/get メソッド名の生成内容の大文字・小文字の整合性がとられなくなることに起因しています。

    COBOLプログラム名がすべて大文字として処理されない場合、例えば、すべて小文字の場合や、先頭1文字のみが大文字である場合は、この不具合は発生しません。

    具体例としては次の通りです。

    • 不具合の発生するケース (COBOLプログラム名がすべて大文字として処理されるもの)

      ソースファイルに Program-id. を指定していないか、指定方法が次の例である場合

              program-id. "CALC1".
      
              program-id. CALC1.
      
              program-id. Calc1.	 (デフォルトの設定 nopreservecase でビルドされる場合)
      
              program-id. calc1.	 (デフォルトの設定 nopreservecase でビルドされる場合)
      

    • 不具合の発生しないケース(COBOLプログラム名がすべて大文字として処理されないもの)

      次の例のように Program-id. を指定している場合

              program-id. "Calc1".
      
              program-id. "calc1".
      
             $set preservecase
              program-id. Calc1.
      
             $set preservecase
              program-id. calc1.
      
      

  • 回避策

    一時的な回避策として、IDE のインターフェースマッピングの機能 または imtkmake 実行時、 マッピング時に作成されるサービス名.xmlファイル内のプログラム名、エントリ名をすべて小文字に修正する方法があります。 (以下は、IDE のインターフェースマッピングの機能 の場合ですが、imtkmake もこの手順に準じた方法となります。)

    1. IDE のインターフェースマッピングの機能で、マッピングの設定を行います。

    2. サービスをEnterprise Serverにディプロイします。

    3. Eclipse IDE の場合はプロジェクトディレクトリの repos ディレクトリ 配下に サービス名.xml ファイルがあります。    例) "srv00001s.xml"

      このファイルをテキストエディタで開き、プログラム名が記載されている operation タグのentryPoint、name の属性値を小文字に変更します。

      例)
      <service dataDictFilename="SRV00001.xml" implementation="java" name="srv00001s"
       programName="srv00001" xmlns="http://xml.microfocus.com/schema/java/v2.0/mfjava.xsd" 
       xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" 
       xsi:schemaLocation="http://xml.microfocus.com/schema/java/v2.0/mfjava.xsd http://xml.microfocus.com/schema/java/v2.0/mfjava.xsd">
          <operation entryPoint="srv00001" name="srv00001" transactionType="notSupported">
      

    4. IDE のインターフェースマッピングの機能でクライアントを生成します。

    上記の方法は、生成される EJBのメソッド名が通常の方法と異なるため、COBOLサービスの単体テスト目的でのみ有効です。

Eclipse IDE上で 64 ビットアプリケーションのディプロイが失敗する不具合

Eclipse IDE 上で、64 ビットでビルドしたアプリケーションを Eclipse IDE 上のサービス インターフェースの機能を使って 64 ビットモードで作成した Enterprise Server のリージョンにディプロイすると、32ビット サービスとして認識されてしまい、以下 のエラーで、ディプロイすることができません。

4022 (YYYY/MM/DD HH:MM:SS): Cannot install a 32-bit service in a 64-bit server.

この場合は、 プロジェクトディレクトリの下のサービスマッピング作成時に自動生成される repos\プログラム名.xml をメモ帳で開き、 以下の通り、プロパティを変更してファイルを保存して、再度 Eclipse IDE 上でディプロイを行ってください。このプロパティの変更はサービス定義が変更されるごとに必要です。
修正前   <property name="bitism" value="32"/>

修正後   <property name="bitism" value="64"/>

また、Eclipse IDE で利用可能なサービス インターフェースの機能は、imtkmake コマンドを使って行うことも可能です。 imtkmake コマンドを使用している場合は、この不具合はありません。imtkmake コマンドに関する詳細は製品マニュアルをご参照ください。
COBOL ウォッチポイント
ウォッチポイントの設定されたデータ項目を変更するステートメントに後続のステートメントがないと、そのヒットしている COBOL ウォッチポイントは無視されます。
Enterprise Server
Enterprise Server は IPv4 ループバックアドレス (127.0.0.1) 上でのみ待機しています。そのため、RUMBA のような TN3270エミュレータで localhost に接続しようとして失敗することがあります。この問題を回避するには、エミュレータの設定で、localhost またはホストマシンの名前ではなく、127.0.0.1 を指定します。
アタッチ デバッグの待機
Linux/Unix プラットフォーム上で実行されるアプリケーションの Eclipse によるデバッグのアタッチの待機で不具合があります。 Eclipse がリモートマシン上のデバッガに接続しても、デバッグ対象のプロセスにアタッチできない場合があります。

この問題を回避するには、リモートマシン上で TMPDIR 環境変数の設定がないか、または、Visual COBOL Development Hub サーバー上と、デバッグされる実行プロセス内で、TMPDIR に同一の設定がされているかを確認してください。Visual COBOL Development Hub は直接 $COBDIR/remotedev/startrdoserver で起動されるか、または間接的に $COBDIR/remotedev/startrdodaemon デーモンとして起動されます。

Visual COBOL Development Hub サーバーで使用されている環境変数を確認する方法は次の通りです:

  1. Windows マシン上の Eclipse の Remote Systems ビューを開きます。
  2. テスト対象のサーバー接続のシェルを右クリックして、Launch Shell をクリックします。
  3. Remote Shell ビューでコマンドフィールドに echo $TMPDIR と入力して改行を押します。
TMPDIR 環境変数の値が表示されます。この値がデバッグされる実行プロセスで使用されるものと同一であるか確認してください。

ご注意:Visual COBOL Development Hub サーバで使用されている TMPDIR 環境変数の値は、Remote Shell 上では変更できません。 デーモンまたはサーバーの起動前に設定する必要があります。

Micro Focus の旧製品との共存

  • Visual COBOL アプリケーションを実行している場合、または Visual COBOL を使用してプロジェクトを編集または作成し、Visual COBOL が参照している構成ファイルに Visual COBOL で無効なエントリが含まれる場合、COBCONFIG が設定されていると、ランタイム・システム・エラーが発生します。このエラーは、例えば、Studio Enterprise Edition がインストール済みで、COBCONFIG が設定されている場合に発生する可能性があります。

    この問題を回避するには、次の手順で構成ファイルを変更する必要があります。


    1. Visual COBOL が動作中でないことを確認します。
    2. 次のいずれかのアクションを実行することにより、ランタイム構成を変更します。
      1. 他のアプリケーションから必要とされていないチューナがエラーの原因である場合は、そのチューナを構成ファイルから削除します。
      2. 構成ファイルの先頭に次の行を追加します。
        set cobconfig_error_report=false
      3. COBCONFIG を設定解除します。または、実行中の特定のセッションで、エラーを起こす行を含まない別の構成ファイルを COBCONFIG に設定します。
  • Visual COBOL コマンドプロンプト、または Visual COBOL の開発環境から Net Express または Studio Enterprise Edition のユーティリティを起動しようとすると、 Micro Focus License Manager サービスが起動されていないというメッセージが表示されて失敗します。 これは Net Express または、Studio Enterprise Edition の環境変数ではなく、Visual COBOL 環境変数で起動されてしまうためです。

    .dat のような Net Express または Studio Enterprise Edition と関連付けられているファイル拡張子のファイルを編集する場合に、 同様のことが起きる可能性があります。

ファイル処理
Visual COBOL で、Net Express HTML Forms Designer で開発した CGI/ISAPI アプリケーションを使用すると、エラー "未解決の外部シンボル _NMCNVRTI" または 未解決の外部シンボル _NMCNVRTO" が発生する場合があります。

この問題を回避するには、プロジェクト プロパティの[追加の指令]に対応する obj ファイルを追加するか、コマンドライン CBLLINK filename.cbl NMCNVRTI.OBJ(または CBLLINK filename.cbl NMCNVRTO.OBJ)でアプリケーションにリンクして使用します。

Fileshare
副キーがそのキーで初めて出現する値であるレコードを書き込んだとき、コミットされていないトランザクション (おそらく書き込みを実行したトランザクションと同じトランザクション) によりその副キー値を持つレコードが削除されていた場合は、0/0 ファイル・ステータスではなく、0/2 ファイル・ステータスが返されることがあります。
Java サポート
cobjrun による 64 ビットの Java アプリケーションの実行において、メモリー障害によりクラッシュする場合があります。 これは、Redhat Linux v6.2 上での Oracle Java の動作の不具合で、 32-bit プロセス (cobjrun) で 64-bit プロセスが実行されてしまうためです。 これを回避するには、直接 cobjrun64 と明示的に指定して実行してください。
Linux/Unix インストーラの不具合
Sun Sparc Solaris に製品をインストールする場合は、インストーラを実行する前に、適宜環境設定の変更が必要になる場合があります。詳細は以下をお読みください。必要な設定がない場合は、インストールでエラーになります。

障害改修

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このセクションは障害改修のリストです。

#15450
SOURCEFORMAT(VARIABLE)指定時に、コメント行、ソースの先頭、アスタリスクの前に半角カナを使用するとコンパイルエラーになる不具合の改修
#16094
SQL Server に OpenESQL の ADO接続でアクセスしていると、NOAUTOCOMMIT が無効になる不具合の改修

製品ヘルプ

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  • 日本語のマニュアルは、Micro Focus のサイト上の製品マニュアルのページから、このリリースの Visual COBOL のリンクをクリックすると表示されます。
  • 英語版のマニュアルは、以下の手順で表示されます。

    Windows タスクバーから[スタート > すべてのプログラム > Micro Focus Enterprise Developer > ドキュメント(Eclipse)] をクリックします。

  • 英語版のオンラインマニュアルは、以下の手順で表示されます。

    1. 英語版マニュアルのサイト Micro Focus Documentation をブラウザ上に表示します。
    2. 左側のペインから[Enterprise > Micro Focus Enterprise Developer for Eclipse(Windows)]を選択します。
注: Visual COBOL Development Hub に関する情報は、製品ヘルプの Eclipse を使用したリモートデバッグに関する項を参照してください。
注: 英語版マニュアルには製品の保守サポートやアップデートに関する記述が含まれていますが、ご購入製品のシリアル番号が MFK で始まる場合は、Micro Focus のサイト上の製品の保守サービスについてをご参照ください。

保守サポート

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製品の保守サポートに関する情報は Micro Focus のサイト上の製品の保守サービスについてをご参照ください。

補足情報

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製品ヘルプの次のセクションは、リリース後に変更されています。

コンパイラ指令

コンパイラ指令 ILREF は .NET マネージ COBOL コードだけでなく JVM マネージ COBOL にも適用可能です。これにより現行のコンパイル処理単位に存在しない拡張メソッドおよび拡張演算子の定義が可能になります。

パラメータには、必要な拡張メソッドおよび拡張演算子を含む .class または .jar ファイル名を指定します。これにより、次の通り処理されます。

  • 指定されたすべての .class ファイルがスキャンされ、拡張メソッドおよび拡張演算子がコンパイラの型解決システムにロードされます。
  • 指定されたすべての .jar ファイルがメモリに読み込まれ、含まれるすべての .class ファイルが上記と同様に処理されます。
  • 拡張子 .jar または .class でないその他すべてのファイルが、.jar 形式ファイルとみなされ、処理されます。これにより、.zip、.war、.ear のような他の拡張子のファイルもサポートされます。
指定されたファイルの中に、上記のどの手続きでも正常に処理されないものがある場合は、コンパイル処理の開始時に、例外エラーになります。

免責条項

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本ソフトウェアは、いかなる保証もなしに「現状有姿」で提供されます。Micro Focus は、市場性または特定の目的への適合性に関する保証を含む明示的または黙示的保証を一切否認します。Micro Focus またはそのサプライヤは、直接的、間接的、付随的、結果的、営業利益的、または特別な損害を含むいかなる損害に関して、たとえ事前にそのような損害の可能性を通知されていたとしても、一切の責任を負わないものとします。一部の州では、結果的または付随的な損害の責任の除外または制限を許可していないため、上述の制限が適用されない可能性があります。

Micro Focus は登録商標です。

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