ILSTDLIB

.NET マネージ コードが正しいバージョンの .NET Framework Microsoft Common Object アセンブリ (mscorlib.dll) を使用してコンパイルされるようにします。
制約事項: この指令は .NET COBOL でのみサポートされています。

ILSTDLIB が設定されている場合、コンパイラはターゲット バージョンの CLR と互換性のある mscorlib.dll の最新バージョンへの参照を自動的に設定します (「ILCLR」指令を参照してください)。

NOILSTDLIB を設定すると、この暗黙の参照が削除されます。この場合、mscorlib.dll の特定のバージョンを指す ILREF 指令を指定する必要があります。

Visual Studio からビルドする場合、または MSBuild を使用して COBOL プロジェクトをコンパイルする場合は、NOILSTDLIB 指令が設定され、プロジェクトのプロパティで選択したターゲット フレームワークに適したバージョンの mscorlib.dll を指す ILREF が生成されます。

構文:

[NO]ILSTDLIB

プロパティ:

デフォルト: ILSTDLIB。ただし、NOILSTDLIB が Visual Studio IDE によって自動的に設定されます。
IDE での同等項目: NOILSTDLIB がデフォルトで設定されています。
フェーズ: 構文チェック
$SET: 初期