WebSphere MQ 固有の環境変数

これらの環境変数は、WebSphere MQ 環境の構成に関連します。ほとんどの場合、これらの環境変数を指定する必要はありません。ただし、WebSphere MQ をデフォルト以外の場所にインストールしている場合、または Micro Focus から指定するよう指示された場合はこの限りではありません。

ES_MQ_1PC
IBM WebSphere MQ スイッチ モジュール ESMQXA が 1 フェーズ コミット モードで動作する必要があるかどうかを示します。この環境変数を手動で設定するのは、Micro Focus から勧められた場合のみとしてください。

構文

SET ES_MQ_1PC=value

  • Y|y|T - ESMQXA は 1 フェーズ コミット モードで動作します。

デフォルト

デフォルトでは、ESMQXA は 1 フェーズ コミット モードで動作しません。

ES_MQ_LIB
IBM WebSphere MQ クライアントまたはサーバー ライブラリのパスを含むフル ネーム。これは、MQ がデフォルトの場所にインストールされていない場合にのみ必要です。

構文

SET ES_MQ_LIB= fully_qualified_library

  • fully_qualified_library - 完全修飾ライブラリ名。

デフォルト

デフォルトでは、ES はプラットフォームのデフォルトの場所でライブラリを見つけようとします。

重要: AIX 環境では、ライブラリは共有オブジェクト内部のオブジェクトです。次に例を示します。
ES_MQ_LIB="/usr/mqm/lib64/libmqmxa64.a(libmqm64.o)"
ES_MQ_LIB_T
IBM WebSphere MQ クライアントまたはサーバー ライブラリのパスを含むフル ネーム (スレッド環境の場合)。これは、MQ がデフォルトの場所にインストールされていない場合にのみ必要です。

構文

SET ES_MQ_LIB_T= fully_qualified_library

  • fully_qualified_library - 完全修飾スレッド ライブラリ名。

デフォルト

デフォルトでは、ES はプラットフォームのデフォルトの場所でスレッド ライブラリを見つけようとします。

ES_MQ_LIB_XA
IBM WebSphere MQ XA ライブラリのパスを含むフル ネーム。これは、MQ がデフォルトの場所にインストールされていない場合にのみ必要です。

構文

SET ES_MQ_LIB_XA= fully_qualified_library

  • fully_qualified_library - 完全修飾ライブラリ名。

デフォルト

デフォルトでは、ES はプラットフォームのデフォルトの場所でライブラリを見つけようとします。

重要: AIX 環境では、ライブラリは共有オブジェクト内部のオブジェクトです。次に例を示します。
ES_MQ_LIB="/usr/mqm/lib64/libmqmxa64.a(libmqm64.o)"
ES_MQ_LIB_XA_T
IBM WebSphere MQ XA ライブラリのパスを含むフル ネーム (スレッド環境の場合)。これは、MQ がデフォルトの場所にインストールされていない場合にのみ必要です。

構文

SET ES_MQ_LIB_XA_T= fully_qualified_library

  • fully_qualified_library - 完全修飾スレッド ライブラリ名。

デフォルト

デフォルトでは、ES はプラットフォームのデフォルトの場所でスレッド ライブラリを見つけようとします。

ES_MQ_LISTENER (非推奨)
1 つまたは複数の WebSphere MQ リスナーを定義します。
注: ES_MQ_LISTENER は非推奨です。下位互換性のみを目的として提供されています。代わりに MFDS 構成を使用することをお勧めします。

構文

SET ES_MQ_LISTENER={QueueManagerName,QueueName,ListenerName}
[,QueueManagerName,QueueName,ListenerName}...

QueueManagerName,QueueName,ListenerName - 定義されるリスナーの特性。

デフォルト

デフォルトでは、WebSphere MQ リスナーは定義されません。

ES_MQ_XA
2 フェーズ コミット XA スイッチ モジュールに使用する XA 構造のタイプ。

構文

SET ES_MQ_XA=value
  • D:動的 XA 構造を使用します。
  • S:静的 XA 構造を使用します。

デフォルト

デフォルトでは、動的 XA 構造が使用されます。

MQSERVER
最小チャネルの名前。
MQSERVER=ChannelName/TransportType/MachineName(Port)
詳細は次のとおりです。
  • ChannelName は、サーバー上で定義されたチャネルの名前を指定します。
  • TransportType は、次の通信プロトコルを指定します。
    • TCP
    • LU62
    • NETBIOS
    • SPX
  • MachineName(Port) は、サーバー マシンの名前およびオプションのポート番号を指定します。
例:
MQSERVER=CHANNEL3/TCP/QServer(1414)
重要: MQ を XA リソースとして定義した場合は、この環境変数で使用される値も XA オープン文字列に含める必要があります。詳細については、「WebSphere MQ の XAR」を参照してください。

この環境変数は IBM によって定義されているため、関連する IBM の出版物に詳細が記載されている場合があります。