サービスの追加および削除

エンタープライズ サーバー インスタンスが実行中かどうかに関係なく、エンタープライズ サーバー インスタンスにサービスおよび実装パッケージを追加し、さらにそれらを更新または削除できます。

エンタープライズ サーバー インスタンスが実行中の場合 (つまり、状態が「開始」の場合) は、サービスおよびパッケージを追加すると、その変更がすぐにエンタープライズ サーバーに反映されます。サービスがクライアント要求に応答していない限り、更新も受け付けられてその変更がすぐに反映されます。

クライアント要求によりリソースが使用されている場合は、サービス、パッケージ、または要求ハンドラーを削除できません。サービスが実行中かどうかに関係なく、パッケージがサービスに関連付けられている場合はパッケージを削除できません。サービスにオペレーションがある場合は、サービスおよびそのすべてのオペレーションとパッケージを 1 回でまとめて削除したり、オペレーションやパッケージを個別に削除したりできます。

サービス、パッケージ、および要求ハンドラーを削除すると、物理ファイルではなく Directory Server リポジトリ内のオブジェクトが削除されます。開発者が、ディプロイ ツールまたは imtkmake コマンドを使用してサービスをディプロイすると、そのたびに新しいディレクトリがエンタープライズ サーバーのディプロイ ディレクトリに作成され、ディプロイされたファイルがすべて格納されます。開発者が、すでにディプロイされているサービスを再度ディプロイすると、古いディプロイ ディレクトリは参照されなくなります。これは、古いサービス オブジェクトおよびパッケージ オブジェクトがすでに削除されているためです。古いディプロイ ディレクトリは、時々削除してください。

エンタープライズ サーバー インスタンスの実行中にリソースを追加、編集、または削除した場合は、オペレーションの変更が成功したかどうかを示す管理メッセージがエンタープライズ サーバー コンソールに送信されます。

エンタープライズ サーバー インスタンスが拒否する更新を Directory Server が受け付けた場合は、エンタープライズ サーバー インスタンスと Directory Server リポジトリの同期が取れなくなることがあります。同期が取れなくなった場合には、サーバーをいったん停止してから再起動して更新を同期させます。