リソース制限に関する問題の診断

mfcs32 プロセスがメモリまたはスタックのリソース制限に達すると、通常は、さらに会話を処理するためにスレッドを新たに作成できません (既存の会話のいずれかが終了しない限り)。また、HTTP ヘッダーを解析するなどのタスクに対してもメモリを割り当てることができない場合があります。この状態で、通信コンソール ログ (log.html) に書き込まれる一般的なメッセージを次に示します。

mfcs32 プロセスがファイル記述子の制限に達すると、新しい会話用のソケットを作成できません。この場合には、エラーはログに書き込まれませんが、会話はすぐに終了し、クライアントによってエラーが報告されます。

エンタープライズ サーバーが長時間実行される場合は、エンタープライズ サーバーの 1 つ以上のプロセスが CPU 時間の制限に達することがあります。この場合には、問題のプロセスはオペレーティング システムによって強制終了されます。通常は、Enterprise Server はこの状態を検出して強制終了されたプロセスを再起動します。ただし、問題のプロセスが実行していた処理 (サービス実行プロセスの場合はサービスの実行、通信プロセスの場合はクライアントとの会話) は失われます。Enterprise Server のコンソール ログ (console.log ファイル) に、プロセスが強制終了されて再起動されたことを示すエラー メッセージが記録されます。