プロセス制限によって生じる問題

UNIX システムでは、システム上の各プロセスで使用できる各種のシステム リソースの量が制限されます。これにより、適切に動作していないプロセスがすべてのシステム リソースを使用してマシンを占有し、他のプロセスが実行できなくなることを防止します。ただし、デフォルトのリソース量よりも多くのリソースを使用できるように Enterprise Server の動作環境を構成することが必要になる場合もあります。

制限されるリソース、そのデフォルト制限、およびオペレーティング システムでサポートされる最大限度は、UNIX のバージョンと各システムでの構成方法によって異なります。詳細については、使用しているオペレーティング システムのマニュアルを参照してください。通常、UNIX システムでは、メモリ、CPU 時間、各プロセスで使用されるオープン ファイル (ネットワーク ソケットを含む) の数、作成されるファイルのサイズを制限できます。

エンタープライズ サーバー インスタンスが大量のクライアント負荷を処理する必要がある場合、リソースが足りない状態で動作することになる可能性があります。リソース制限の影響を最も受けやすい Enterprise Server コンポーネントは、Micro Focus の通信プロセスである mfcs32 です。起動されたエンタープライズ サーバーで開始された通信プロセスごとに 1 つの mfcs32 プロセスがあります。