トランザクション プログラムの定義

この手順では、ローカル通信サーバー (または通信サーバーに接続されるクライアント) がメインフレームから呼び出された CICS プログラムの起動方法を把握するように、トランザクション プログラム (TP) をそのローカル通信サーバーに定義します。

次の TP は、インバウンド関数シッピング、トランザクション ルーティング、および分散プログラム リンクの場合に定義する必要があります。

TP 名 CICS トランザクション 目的
CPMI CPMI ANSI の関数シッピングのミラー トランザクション
CSMI CSMI 通常の関数シッピングのミラー トランザクション
x'03000000' CSM3 関数シッピングの QUEUE モデル要求1
CVMI CVMI EBCDIC の関数シッピングのミラー トランザクション
CRTE CRTE トランザクション ルーティングのトランザクション
CRSR CRSR 内部 CICS ハウスキーピング トランザクション
1 CSM3 トランザクションを DFHISC グループの一部としてシステムで使用できるようにするには、リソース定義ファイル dfhdrdat をアップグレードする必要があります。これを行うには、caspcupg コマンドを実行します。詳細については、リファレンス トピック「caspcupg」を参照してください。

インバウンド関数シッピング、トランザクション ルーティング、または分散プログラム リンクの場合、リソース グループ DFHISC を SIT のスタートアップ リストに追加する必要があります。この SIT には、上記のトランザクションの PCT 定義が含まれます。

トランザクション プログラムを定義する手順は次のとおりです。

  1. 新しい TP を追加し、トランザクション名を指定します。これは、SNA Server に対してトランザクション プログラムを識別する場合に使用されます。この TP 名は、ホスト システムがローカル CICS リージョンで実行しようとするトランザクションと一致する必要があります (CRTE など)。
  2. ローカル CICS リージョンで実行されるトランザクションを構成し、リージョン (REGIONNAME)、トランザクション (TTPNAME)、およびパラメーターを指定します。
    • REGIONNAME はリージョンの名前です。例: MSSDEMO
    • TPNAME はトランザクション プログラムの名前です。例: CRTE
    • [Local LU Alias] で、インバウンド要求について SNA サーバーに対して定義されているローカル LU エイリアスの名前を指定します。これは、VTAM に対して定義される PU に使用する個別 LU です。サンプル値は次のとおりです。 MCOLU021

「TP Name」テーブルを全般セクションに含めます。