CCITCP2 Search Order

サーバー名とマシン名 (これらの用語の定義については、「アプリケーションの構成」を参照) の両方がクライアント アプリケーションで指定されている場合、CCITCP2 プロセスでは、指定されたサービスのマシンおよびポート アドレスをクライアントに返します。これにより、クライアントは指定したサービスとの接続を確立できます。サービスが見つからない場合は、エラーが返されます。

ただし、サーバー名は指定されているがマシン名は指定されていない場合には、CCITCP2 プロセスでは、指定されたサービスが見つかるかエラーが返されるまで、到達可能なネットワーク内ですべての登録されているサーバー名を次の順序で検索します。

  1. CCITCP2 プロセスは、そのプロセス自体に登録されていてそのプロセスと同じマシン上で実行されているサービスを検索対象として、目的のサーバー名が検出されると、そのアドレスおよびポートを返します。
  2. CCITCP2 プロセスは、そのプロセス自体に登録されているが別のマシン上で実行されているサービスを検索対象として、指定されたサービスが検出されると、そのアドレスおよびポートを返します。
  3. CCITCP2 プロセスは、他のアドレス指定可能な CCITCP2 プロセスに登録されているサービスを検索対象として、指定されたサービスが最初に検出された際に、そのアドレスおよびポートを返します。この場合、検出されたサービスが目的のサービスである保証はないことに注意してください。
  4. それでも指定されたサービスが見つからない場合、CCITCP2 プロセスは、呼び出し元プログラムにエラーを返します。この段階では、クライアントは、通常、最初に検索を開始した後にサービスが開始された場合のために再試行を一定の時間続けることになります。

最初の 2 段階の検索で使用された規則を遵守すること、またはネットワーク上の各サーバー プロセスに一意の名前を使用することで、第 3 段階の検索によって望ましくない接続が発生するという潜在的な問題を回避できます。