識別名およびポリシー

Micro Focus Security Pack をインストールする際、サイトの詳細 (共通名や市区町村) を指定しました。これらの詳細は識別名と呼ばれ、世界中のサイトの中からサイトを一意に識別することを目的に使用されます。これらの詳細は証明書の中に含められます。

特に重要なのは共通名です。これが SSL ソフトウェアを実行しているマシンの完全修飾ドメイン名と正確に同じでない場合、通信する相手に証明書が有効でない可能性があるという警告が表示されます。このフィールドは、デフォルトではオペレーティング システムに認識されている名前になるため、通常は変更する必要はありません。ただし、共通名にはワイルドカードを使用できるため、複数のマシンで同じ証明書を使用することが可能です。これは、たとえば、Web サーバーのクラスターで Web サイトを運用する場合などに必要になります。

識別名 (共通名や市区町村など) の要素は標準で決まっていますが、CA のポリシーで必要となる要素はそれぞれで異なります。ポリシーを定義して必要な要素を指定するには、openssl ca 関数の policy 指令を使用します。openssl.cnf 内でいくつかのデフォルトのコンテンツ グループを指定し、その名前を使用してポリシーで各グループを参照できます。「OpenSSL 構成ファイル」を参照してください。