パス フレーズの設定

HTTPS リスナーの実行を有効にするには、プライベート キー ファイルに対して定義したパス フレーズを入力する必要があります。また、サーバー証明書に対してもパス フレーズを設定している場合は、そのパス フレーズも入力する必要があります。このチュートリアルでは不要です。

パス フレーズを設定するには 2 つの方法があります。ファイルにパス フレーズを格納する方法、およびエンタープライズ サーバーの起動後にパス フレーズを入力する方法です。

ファイルでパス フレーズを設定するには、次の手順を実行します。

  1. ファイル mf-server.dat を編集します。このファイルは、 %ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Enterprise Developer\bin and \bin64 (Windows) または $COBDIR/etc(UNIX) にあります。ファイルが存在しない場合は作成します。
  2. mf-server.dat に次の行を追加します。
    [HTTPS Echo/SSL/passphrases]
    certificate=
    keyfile=open sesame

    このセクションはファイル内のどこに追加してもかまいません。必要に応じて、エントリの説明をコメント (前に「;」を付ける) として追加できます。HTTPS Echo のスペルが ES Admin とまったく同じであることを確認してください。

    注: パスフレーズなしで起動するようにリスナーを構成している場合は、空の二重引用符を使用します (keyfile="")。
  3. ES Admin のホーム ページから ESDEMO を起動します。
  4. ESDEMO が起動したら、[Listeners] ページを参照し、新しいリスナーの HTTPS Echo が他のリスナーと同様に起動していることを確認します。

ファイルを使用せずに手動でパス フレーズを設定するには、次の手順を実行します。

  1. ES Admin のホーム ページから ESDEMO を起動します。
  2. ESDEMO が起動したら、[Listeners] ページに移動します。上記のファイルでパス フレーズを入力していない場合、リスナー HTTPS Echo のステータスは [Start Pending] になります。
  3. HTTPS Echo の [Status] 列で [Authorize] をクリックします。[SSL Listeners] ページが別のブラウザー ウィンドウに表示されます。
  4. [Keyfile Passphrase] フィールドに「open sesame」と入力し、[Set passphrases] をクリックします。証明書のパス フレーズは定義していないため、[Certificate Passphrase] フィールドを空白のままでかまいません。
  5. メインの [Listeners] ページを表示し (必要に応じて [Refresh] をクリック)、HTTPS Echo が起動されたことを確認します。

SSL 対応リスナーの起動や実行で問題が発生した場合は、MFCS のログを調べると便利です。[Server > Diagnostics > CS Console] をクリックします。