DECLARE - 配列形式

目的

配列の次元と各次元の境界を指定します。

構文

DECLARE identifier(bound-pair,…)[attribute…];

または

DECLARE(declaration,…)(bound-pair,…)[attribute…];

パラメーター

それぞれの bound-pair の形式は次のとおりです。

[lower-bound:]upper-bound

または

*

説明

配列の宣言では、配列の次元と各次元の境界を指定します。

配列の次元ごとに 1 つの境界ペアが指定されます。各次元の要素の数は境界ペアで定義されます。配列の範囲は次元の要素数の積になります。下限を省略した場合、その次元の下限はデフォルトで 1 になります。

プロシージャのパラメーターとして配列を宣言する場合は、境界ペアとしてアスタリスク (*) を使用できます。アスタリスクを指定すると、そのパラメーターの添え字の境界ペアが対応する引数の添え字と同じになります(いずれかの次元の指定にアスタリスクを使用する場合は、すべての次元で同じように指定する必要があります)。

DECLARE SALARIES(200) FIXED DECIMAL(6,2);

この例では、DECLARE 文で SALARIES という識別子の 200 要素の配列を宣言しています。配列の各要素は、10 進 6 桁の固定小数点数で、そのうちの 2 桁が小数です。

次の例に示すように、この文の識別子を宣言のリストに置き換えて、同じ属性を持つ複数のオブジェクトを宣言することができます。

DECLARE (SALARIES,PAYMENTS) (100) FIXED DECIMAL(6,2);

この宣言では、SALARIES と配列 PAYMENTS を同じ次元および同じ型で宣言しています。

DECLARE TOTALS(*,*) FIXED BINARY(15);

この宣言では、それぞれが可変範囲の 2 つの添え字を使用して TOTALS を宣言しています。TOTALS はパラメーターでなければならないことに注意してください。

制約事項

配列の要素の参照に使用できる添え字は最大 8 つです。次に例を示します。

DECLARE TOTALS(*,*) FIXED BINARY(15);

この宣言では、それぞれが可変範囲の 2 つの添え字を使用して TOTALS を宣言しています。TOTALS はパラメーターでなければならないことに注意してください。