キャッシュと副作用

キャッシュからエントリを取得して要求が処理される場合、要求はESM Module には渡されないため ESM から認識されません。ESM でセキュリティ要求の許可や拒否以外の作業を行うことがあります。これらを "副作用" と呼びます。たとえば ESM でユーザーの最終ログイン時間を追跡している場合、これを副作用と呼びます。キャッシュから検証要求に回答した場合、最終ログイン時間を更新する指示が ESM に届かなくなります。

副作用が多く使用されるのは検証要求で、検証要求がキャッシュされないのはそのためです。Verify キャッシュを有効にする場合は、ESM で通常行われる副作用に注意してください。

同様に、ESM にリソース アクセス制御 (使用数など) に関する副作用がある場合、これらはキャッシュを有効すると利用できなくなるので注意してください。