ユーザー証明書の登録

クライアント証明書は、2 つの方法で CICS ユーザー ID に関連付ける、つまり登録することができます。

1 つ目の方法として、管理者は、Micro Focus CICS Web インターフェイス証明書登録ユーティリティ cascertreg を使用して、証明書を登録できます。この目的で必要となるのは、証明書ファイルのコピー (PEM または DER 形式) または証明書の SHA-1「フィンガープリント」だけです。このプロセスの詳細については、cascertreg コマンドに関するセクションを参照してください。

証明書を登録するもう 1 つの方法は、CWI によって自動的に行うことです。この機能を有効にするには、SSL 対応の CWI サーバーを構成する際に AUTOREGISTER または AUTOMATIC オプション (およびクライアント証明書を最初に使用するために必要な CLIENTAUTH) を指定します。

AUTOREGISTER/AUTOMATIC を指定した場合、クライアント証明書がクライアントから送信されると、CWI によって検証され、登録済みかどうかが確認されます。登録済みの場合、関連付けられているユーザー ID が CWI トランザクションに使用され、ユーザーによる入力はそれ以上必要とされません。証明書が登録されていない場合、CWI は、標準の HTTP メカニズムを使用してサインインするようユーザーに求めます。ブラウザーでは、通常、ユーザー名およびパスワードのダイアログが表示されます。有効な CICS ユーザー ID およびパスワードをユーザーが入力すると、証明書がそのユーザーに対して登録されます。詳細については、『IBM CICS Internet Guide』(SC34-8425) を参照してください。