Enterprise Server の CICS Web インターフェイス (CWI) 機能を使用して作成した Web サーバーは、通信のセキュリティのために Secure Sockets Layer (SSL) を使用するように構成できます。SSL の有効化に加え、CLIENTAUTH オプションを指定してサーバーへのユーザー証明書の送信をクライアントに許可したり、AUTHENTICATE オプションのいずれかを指定して CWI でのユーザー認証の処理方法を指定したりできます。CLIENTAUTH オプションおよび CERTIFICATE、AUTOREGISTER、または AUTOMATIC のいずれかのオプションを指定すると、CWI サーバーで Enterprise Server のユーザー証明書登録メカニズムが使用されます。ここでは、ユーザー証明書登録およびその使用方法について説明します。
ユーザー証明書登録は、DCAS (デジタル証明書アクセス サーバー) のリスナーでも使用されます。DCAS および CWI で同じ証明書登録を使用することも、別々の証明書登録を使用することもできます。DCAS 証明書登録の管理には cascertreg ユーティリティを使用します。詳細については、「多要素認証」、「DCAS セキュリティ」、および「DCAS 対話タイプ」を参照してください。