スケジューラは、直接的に、またはスクリプトの実行によって、モジュール MFBSIJCL を常に実行します。これにより、JCL ジョブが Enterprise Server/JCL にサブミットされます。ジョブが正常終了または異常終了すると、MFBSIJCL は実行を終了します。
サブミットされたジョブが実行を待っている間に Enterprise Server がシャットダウンした場合、他の MFBSIJCL インスタンスは引き続き動作して待機している可能性があります。Enterprise Server が再起動すると、ジョブが処理されます。
StartupTimeout/RunTimeout の値が経過した後には、MFBSIJCL ユーザー出口 mfbsialr をカスタマイズしてアラートをスケジューラに送信できます。
MFBSI_DIR 環境変数は、MFBSIJCL が起動する前に定義され、オペレーティング システムに認識されている必要があります。MFBSI_DIR では、一時ファイルの JOBnnnnn.Sem と JobId.Log が保存されるフォルダーが指定されます。このフォルダーは、MFBSIJCL が実行されている場所から (直接的に、または共有から) アクセスできるか、あるいは Enterprise Server を実行しているシステムからアクセスできる必要があります。
MFBSIJCL が実行されると、MFBSIJCL は最初にコマンド ラインから実行パラメーターを取得し、次に構成ファイル mfbsi.cfg から実行パラメーターを取得します。デフォルトでは、構成ファイル mfbsi.cfg は MFBSI_DIR 環境変数で指定されたフォルダーにあります。mfbsi.cfg では、サブミットされたすべてのジョブに共通するパラメーターを指定できます。