MFBSIJCL コマンド ライン パラメーター

MFBSIJCL は、2 セットのコマンド ライン パラメーターを使用します。パラメーター セットは、" END " [space-END-space] によって任意に区切られます。

1 つのパラメーター セットは、CASSUB および CASOUT コマンドによって使用されるパラメーターに厳密に対応します。詳細については、「cassub」および「casout」を参照してください。MFBSI では、-j および -x パラメーターにより、パス指定で OS 環境変数を使用できます。詳細については、mfbsi.cfg パラメーター JCL-Submit に関する説明を参照してください。

次に示すように、もう 1 つのパラメーター セットは MFBSI に固有のものです。

SJOBID
MFBSIJCL 出力先を指定します。SJOBIDmfbsi.cfg で定義されていない場合、または構成ファイルを使用していない場合は、必須です。
  • SJOBID=[JobId]。スケジューラーによって割り当てられた内部ジョブ ID。これは、CASSUB または CASOUT 出力を含むログ ファイルを作成し、JCL 実行戻りコードを含めます。ログ ファイルは、使用されるジョブ ID によって名前付けされます (jobID.log)。
  • SJOBID=JCL。出力ログ ファイル名は、サブミットされた JCL メンバー名に設定されます。
  • SJOBID=JOBNO。出力ログ ファイル名は、Enterprise Server/MSS JCL によって割り当てられたジョブ番号に設定されます。
  • SJOBID=STDOUT。ログ ファイルは作成されません。MFBSIJCL 出力は、コンソール (STDOUT) に直接書き込まれます。

JESYSMSG パラメーターを指定すると、Enterprise Server SysMsg ログがログ ファイルまたは STDOUT 出力に含まれます。

REGION=ESregionName
カスタム MFBSI_DIR 設定 (MFBSI_DIR パスの最後の部分でリージョン名が指定されていない) を使用する場合に、使用するエンタープライズ サーバー リージョン名を指定します。
STARTUPTIMEOUT=nnnn
オプション。ジョブのサブミットから Enterprise Server のジョブ開始までのタイムアウト期間 (秒単位) です。

値を 0 にすると、無限の待機が指定されます。デフォルト値は 300 (秒) です。

注: MFBSIALR モジュールを使用すると、起動タイムアウト期間に達した際にアラートをスケジューラーに送信できます。詳細については、「スケジューラーへのアラートの送信」を参照してください。
RUNTIMEOUT=nnnn
オプション。Enterprise Server のジョブ開始からジョブ終了までのタイムアウト期間 (秒単位) です。

値を 0 にすると、無限の待機が指定されます。デフォルト値は 900 (秒) です。

注: MFBSIALR モジュールを使用すると、実行タイムアウト期間に達した際にアラートをスケジューラーに送信できます。詳細については、「スケジューラーへのアラートの送信」を参照してください。
JCLExit=moduleName
オプション。Enterprise Server/JCL へのジョブのサブミットの前に呼び出すユーザー出口モジュールを指定します。

このユーザー出口では、パラメーター置換などの JCL の部分を変更し、サブミットされる新しい JCL ファイルのフル ネームを返すことができます。必要であれば、JCLExitID を使用して識別文字列をユーザー出口に渡します。

TerminateExit=moduleName
オプション。MFBSIJCL プロセスを終了する直前に呼び出すモジュールを指定します。
JESYSMSG
オプション。ジョブについて Enterprise Server よって生成された Sysmsg ログを抽出し、指定された出力先 (ログ ファイルまたは STDOUT) に含めます。
PARMS … [ENDPARMS]
オプション。置換ペア (parameterName=parameterValue) を定義するために使用します。

詳細については、「JCL パラメーター置換の使用法」を参照してください。

AUTOEDIT
オプション。PARMS … [END-PARMS] が指定されていない場合に、シンボリック パラメーター置換モジュールを呼び出してシステム パラメーターを変換します。

詳細については、「JCL パラメーター置換の使用法」を参照してください。

CFG=[path/][filename][.ext]
オプション。代替 mfbsi.cfg パラメーター ファイルとして使用するファイルを指定します。

パスが指定されていない場合は、$MFBSI_DIR によって指定されたフォルダーが使用されます。拡張子が指定されていない場合は、拡張子 .cfg が使用されます。

CASAPI=ON|OFF|YES|NO
オプション。CASSUB/CASOUT API 呼び出しインターフェイスを使用して、ジョブをサブミットし、JCL リージョンを監視し、JESYSMSG 出力を取得します。

デフォルトでは、MFBSIJCLCASSUB/CASOUT 外部コマンドを使用してジョブをサブミットし、JCL リージョンを監視し、JESYSMSG 出力を取得します。パフォーマンスおよびセキュリティを強化するには、このパラメーターを ON または YES に設定します。

注: MFBSIJCL が実行されている環境では、COBOL ファイル ハンドラー (EXTFH) の特殊な構成設定を使用しないでください。たとえば、STRIPSPACE=OFF は使用しないでください。必要であれば、特殊な EXTFH パラメーターをリージョン レベルで指定することができます。EXTFH パラメーターの使用方法に関する詳細については、Micro Focus サポートまでお問い合わせください。