プロダクション システムの最小限の診断構成に関する推奨事項

プロダクション システムはいくつかの診断をオンにした状態で実行することをお奨めします。診断によって、予期せぬ問題を最初の発生時に調査できます。診断はリソースを消費し、問題判別機能とパフォーマンスの間には常に競合が存在します。ユーザーは、問題の再現を試みることや単に診断をオンにして問題の再発生を待つことに比べ、問題の最初の発生時に診断可能であるほうが重要なのか、を判断する必要があります。

Enterprise Server リージョンでは、[Dump on System Abend] をいくつかの補助トレースとともに常に有効にしておく必要があります。プロダクション システムでの稼動には、少なくとも次のレベルの診断を構成することをお奨めします。

Enterprise Server 管理コンソールの [Diagnostics] タブで、次のように設定します。

core_on_error 機能も有効にして、クラッシュの発生時にアプリケーションのコア ダンプが作成されるようにすることを強くお奨めします。「ランタイム エラーのコア ダンプの生成」のトピックを参照してください。