トラブルシューティング

Micro Focus エンタープライズ製品には、問題分析のためのさまざまな機能が用意されています。これらの診断機能は、多数の実装の結果であり、独自の対処方法を必要とするさまざまな問題が発生する可能性があることを表しています。ここでは、どの問題にどの診断機能を使用すべきかを示します。

Enterprise Server の実装に関わる場合には各診断ツールまたは手法について少なくとも次のことを理解しておくようお奨めします。

適切な機能について確認した後、エンタープライズ製品のユーザーが診断を設定および実行し、出力を自分で分析するか、Micro Focus に送付して当社のサポート チームから支援を受けられるようサポートします。

問題のタイプに応じて、複数の診断機能を同時に使用する必要がある場合があります。例えば、通常、最初に確認するのは、コンソール ログです。しかし、これによって問題全体を把握できることはほとんどないため、多くの場合、分析を完了するためにトレース出力およびダンプが必要となります。コンソール ログでは、問題が発生したプロセスを確認できます。トレースおよびダンプ出力には、プロセスの処理内容の詳細や、重要な他のプロセスとの相互作用が示されます。これらは、単独では役立たない場合もありますが、一緒に使用することで問題の原因を特定できます。

プロジェクトの実装および運用ではプロジェクトの完了や業務システムの維持のためにスピードが非常に重要となるということはよく理解されていますが、不可欠であるのは、診断出力をすべて収集し、詳細で完全な価値の高いデータとして扱うことであり、Micro Focus はその支援を提供します。

さまざまな問題があり、それぞれ独自の診断方法が必要となることを念頭に置いて、このドキュメントを参考として利用し、問題のタイプに適した機能を選択してください。