ESF ユーザー出口

ESF ユーザー出口は、Enterprise Server の外部セキュリティ機能 (ESF) の機能です。この機能により、セキュリティ要求を処理しながら、特定のポイントでカスタム アクションを実行できます。カスタム機能は、Micro Focus、ユーザー、またはサード パーティが提供するロード可能なモジュールによって実行されます。ユーザー出口は、特定のセキュリティ要求に対する変更やフィルター処理などに使用することもできます。「参照整合性」出口と呼ばれるサンプルのユーザー出口モジュールが Enterprise Developer に付属しており、必要に応じてソース コードも入手できます。サンプル モジュールは製品の管理者が有効にする必要があります。デフォルトでは、ユーザー出口モジュールは有効になっていません。

ユーザー出口は、ESF 2.1 以降で使用可能であり、Enterprise Developer 2.2 Update 2 Hotfix 7 および Enterprise Developer 2.3 の一部としてリリースされています。

現在、ESF の唯一の出口ポイントは、ESF Admin 要求を処理する前です。ESF Admin は、セキュリティ オブジェクト (ユーザー、グループ、およびリソース アクセス制御ルール) の追加、削除、更新、および照会を行うためのメカニズムです。詳細については、esfadmin コマンドのドキュメントを参照してください。Admin ユーザー出口ポイントは、参照整合性サンプル ユーザー出口モジュールで示されるように、特定の管理要求をブロックするためや、それに基づいて他のアクションを実行するために使用できます。

今後の製品リリースでは、出口ポイントがさらに追加される可能性があります(新しいリリースでは、以前の出口モジュールとの下位互換性が維持されます)。