ESF ユーザー出口の有効化

次のいずれかの方法で、ESF ユーザー出口を有効化できます。

ESF 構成

ユーザー出口モジュールを名前でロードするように ESF を構成できます。デフォルトでは、、Windows 環境では、このモジュールは製品の bin (または 64 ビット Windows プロセスの場合は bin64) フォルダー内にある必要があります。UNIX 環境の場合 このモジュールは製品の $COBDIR/lib ディレクトリ内にある必要があります。また、任意のパスからモジュールをロードするように ESF を構成することもできます。

構成テキストを使用してユーザー出口を有効にすると、次の利点があります。

  • 出口の使用は、esfadmin ユーティリティ、および MFDS またはエンタープライズ サーバー リージョンで実行されていないその他のプロセスのオプションになります。これは、出口の使用をオプションにしたい場合に役立ちます。
  • セキュリティ構成に応じて、異なる出口モジュールを使用できます (または出口を使用しない)。これは、開発リージョンではなく、本番リージョンでのみ出口を使用する場合などに便利です。
  • 製品ディレクトリ外に出口モジュールを配置できます。これは、通常、新しいユーザー出口モジュールを開発する場合に役立ちます。

デフォルト モジュール ファイル名の使用

saf_exit*.{dll|so} (* はサフィックスです) という名前のモジュールが製品の bin または bin64(Windows) または $COBDIR/lib(UNIX) ディレクトリ内にある場合 (「ESF ユーザー出口ファイルの名前」を参照してください)、そのモジュールがユーザー出口として自動的にロードされます。たとえば、サンプルのユーザー出口モジュール saf_refint_exit*.{dll|so}saf_exit*.{dll|so} にコピーして (またはその名前からのリンクを作成して)、参照整合性サンプル モジュールをすべてのプロセスのユーザー出口にすることができます。

デフォルトの出口ファイル名を使用すると、次の利点があります。

  • 出口の使用が自動的に行われ、必須となります。これにより、管理者は出口を使用して特定の動作を強制的に適用できます。
  • この方法では、Micro Focus Enterprise Server Administration のセキュリティ構成に構成設定は不要であり、esfadmin ユーティリティに構成ファイルは不要であるため、出口の使用が容易になります。