構成による ESF ユーザー出口を有効にするには

Enterprise Developer または Enterprise Server がインストールされている必要があります。Micro Focus Directory Server (MFDS) プロセスが実行されている必要があります。

適切な形式の出口モジュールがあり、「ESF ユーザー出口ファイルの名前」で説明されている正しいファイル名になっていることを確認します。

  1. ブラウザーで Micro Focus Enterprise Server Administration に接続し、変更するセキュリティ構成のページに移動します。次のいずれかを指定できます。
    • 個々の Enterprise Server 構成の [Security] タブ。
    • [Security] セクションの [Default ES Security] タブ。
    • [Security] セクションの [MF Directory Server] タブ。
    注: セキュリティ マネージャーのページでユーザー出口を構成しないでください。構成しても効果はありません。
  2. [Configuration Information] テキスト ボックスに次の行を追加します。
    [Operation]
    user exit=module base name

    module base name の値は、「ESF ユーザー出口ファイルの名前」で定義されている出口モジュールのベース名です。モジュールのパスをプレフィックスとして指定できます。パスを指定しない場合は、製品の bin ディレクトリ (32 ビット Windows)、bin64 ディレクトリ (64 ビット Windows プロセス)、または lib ディレクトリ (UNIX/Linux) にモジュールが配置されている必要があります。キーワードである Operationuser exit では、大文字と小文字は区別されません。ファイル名については、Windows では大文字と小文字が区別されませんが、UNIX および Linux では大文字と小文字が区別されます。

  3. [OK] または [Apply] をクリックして変更を保存します。この変更は、リージョンまたは MFDS プロセスが再起動された際に有効になります。
参照整合性サンプル出口の場合は次のようになります。
# Enable the "Referential Integrity" user exit
[Operation]
user exit=saf_refint_exit

最初の行はコメントであり、省略または変更できます。

変更内容を有効にするために、関連するリージョンまたは MFDS プロセス、あるいはその両方を再起動します。リージョンのコンソール ログに、出口モジュールがロードされて初期化されたことを示すメッセージが表示されます。

esfadmin のユーザー出口の構成:

Enterprise Server には、コマンド ライン セッションまたはスクリプトから ESF の管理タスク (セキュリティ データ リポジトリ内のオブジェクトの追加、削除、変更、およびクエリ) 実行するために使用できる esfadmin というコマンド ライン ユーティリティがあります。Enterprise Server リージョンや MFDS とは異なり、esfadmin では Enterprise Server Administration のセキュリティ攻勢を使用しないため、上記のプロセスで ESF ユーザー出口を構成することはできません。代わりに構成ファイルで指定する必要があります。

  1. テキスト エディターを使用して、ユーザー出口構成 (esfadmin に必要な他の ESF 構成がある場合はそれも含む) を含むテキスト ファイルを作成します。 たとえば、esfadmin-config.txt というファイル名で、次の内容を含むファイルを作成します。
    [Operation]
    user exit=saf_refint_exit
  2. esfadmin の実行時、-c オプションを使用して構成ファイルの名前 (および必要に応じてパス) を指定します。 次に例を示します。esfadmin -cesfadmin-config.txt addgroup group=DEVTEAM のように指定します。