スクリプト ファイルを使用した Db2 リージョン データベースおよびリージョン間データベースの作成

Db2 データベースは、ODBC DSN を使用した従来の方法で作成することができます (詳細については、サポートされている他のデータベース タイプの説明を参照してください)。ただし、Db2 のアーキテクチャ上の理由から、事前に SQL スクリプト ファイルを使用してデータベースを作成することをお勧めします。

  1. リージョン データベース スクリプト ファイルを作成するには、コマンド ラインで次のコマンドを入力します。
    dbfhadmin -script -type:region -provider:db2 -name:<es-name> -file:<script-name.sql> [-existdb:<db-name>|-db:<db-name>]

    <es-name> は目的のエンタープライズ サーバー リージョンの名前です。8 文字以下にする必要があります (Db2 の制限)。

    データベースの作成場所を指定するオプションのパラメーターが 2 つあります。これらはいずれか一方のみを指定できます。既存の Db2 データベース内にリージョン データベースを作成する場合 (すべてのデータストア、リージョン データベース、およびリージョン間データベースを 1 つのデータベースの保持する場合など) は、-existdb オプションを使用してデータベースの名前を指定します。新しい Db2 データベースを作成する場合は、-db オプションを使用してデータベースの名前を指定します。これらの両方のオプションを省略すると、デフォルトの名前で新しいデータベースが作成されます。リージョン データベースのデフォルト名は -name オプションで指定した値です。

    注: -file オプションを省略した場合のデフォルト名は create_region_db2.sql です。
  2. リージョン間データベース スクリプト ファイルを作成するには、コマンド ラインで次のコマンドを入力します。
    dbfhadmin -script -type:crossregion -provider:db2 -file:<script-name.sql> [-existdb:<db-name>|-db:<db-name>]

    データベースの作成場所を指定するオプションのパラメーターが 2 つあります。これらはいずれか一方のみを指定できます。リージョン間データベースが含まれていない既存の Db2 データベース内にリージョン間データベースを作成する場合は、-existdb オプションを使用してデータベースの名前を指定します。新しい Db2 データベースを作成する場合は、-db オプションを使用してデータベースの名前を指定します。これらの両方のオプションを省略すると、デフォルトの名前で新しいデータベースが作成されます。リージョン間データベースのデフォルト名は $XREGN$ です。

    注: -file オプションを省略した場合のデフォルト名は create_crossregion_db2.sql です。
    スクリプト ファイルを作成したら、dbfhadmin ユーティリティを使用して実行し、必要なデータベースを作成します。
  3. リージョン データベースを作成するには、コマンド ラインで次のコマンドを入力します。
    dbfhadmin -createdb -file:<script-name.sql> -type:region -provider:db2

    <script-name.sql> は前の手順で作成したスクリプト ファイルの名前です。

  4. リージョン間データベースを作成するには、コマンド ラインで次のコマンドを入力します。
    dbfhadmin -createdb -file:<script-name.sql> -type:crossregion -provider:db2
    注: 既存のデータベースを指定する場合、すでにリージョン間データベースが含まれているデータベースは指定できません。

次に、これらのデータベースを使用するようにエンタープライズ サーバー リージョンを構成する必要があります。