Ignore

ignore 設定では、キャッシュされている内容と比較する際に無視する ESF 要求のフィールドを指定します。フィールドを無視すると、キャッシュされている結果がより広く適用されるようになり、キャッシュ ヒット率が向上します。

ignore 設定は、カンマまたはスペースで区切られたトークンのリストに設定されます。使用できるトークンは、次のとおりです。

facility
facility フィールドを無視します。TN3270 接続に関連付けられた要求の端末、CICS Transaction Gateway の処理に関連付けられた要求の対話などが識別されます。
subsystem
subsystem フィールドを無視します。要求の発信元の環境の種類 (CICS、JES、COBOL Web サービスなど) が識別されます。
subsys
subsystem の同意語です。
transaction
CICS の場合、通常は要求を発信したトランザクションの名前です。他の呼び出し元で任意の文字列に設定できます。
trans
transaction の同意語です。

デフォルトは ignore=facility subsystem です。

要求をキャッシュの内容と比較する際にすべてのフィールドを対象にする (いずれのフィールドも無視しない) 場合は、この構成項目に空の値を設定します。