キャッシュの有効化と構成

キャッシュを有効化するための重要なパラメーターが 2 つあります。これらは、Micro Focus Enterprise Server Administration インターフェイスの ESF 構成ページにあります。[セキュリティ] セクションにある [Default ES Security] タブと [MFDS Security] タブ、および個々のサーバーの [セキュリティ] タブ ([Default ES Security] の設定をオーバーライドします) がこれにあたります。この 2 つのパラメーターは次のとおりです:

Cache TTL
キャッシュ エントリの維持期間を秒数で指定します。この時間を超えたキャッシュ エントリは無視されます (新しいエントリ用に領域が必要になったときに削除されます)。この設定を使用して、最新とはいえなくなった結果の保持を一定期間に制限し、古い結果を削除することで新しい結果を保持できるようにします。
Cache limit
キャッシュ (プロセスごと) のおおよそのサイズ (KB) です。現行の実装では、KB あたり 4 個をやや上回る程度のエントリを保持できます。4 KB のキャッシュでは 18 エントリ保持できるので、100 エントリには 24 KB のキャッシュが必要になります。

このパラメーターの最適な値は、特定のアプリケーションの混在状況によって異なります。アプリケーションでさまざまな MSS リソースを使用する場合、キャッシュを大きくすることでメリットがありますが、キャッシュが大きくなれば検索時間も増えることになります。

一般的には、16 KB のキャッシュ制限と 60 秒の TTL から始めることが推奨されます。