関数

MVSCASPB API で使用できる関数について説明します。

mfpubcas.cpy コピーブックには、API 関数の呼び出しに使用できる、78 レベルのフィールドが複数含まれています。これらは、コピーブック自体 (functions というラベルの付いたセクション) に記述されています。各フィールドの名前が、その関数の説明になっています。

次に、mfpubcas.cpy のリストの一部を示します。

...
      *=================================================================
      *    functions
      *=================================================================

           03  ()-FUNC                       PIC X(4).
                78  78-CAS-FUNC-OPEN         VALUE 'OP  '.
                78  78-CAS-FUNC-OPIO         VALUE 'OPIO'.
                78  78-CAS-FUNC-CLOS         VALUE 'CLOS '.
                78  78-CAS-FUNC-GN           VALUE 'GN  '.
...
COBOL プログラムから関数を呼び出すには、これらのフィールドのいずれか 1 つにある値を、mfpubcas.cpy で定義されている 03 ()-FUNC フィールドに移動します。たとえば、プログラムに mfpubcas.cpy をインクルードした場合、()WS に置き換えて、次のように記述します。
move 78-CAS-FUNC-GN to WS-FUNC

典型的な呼び出しのシーケンスには、次の関数が含まれます。

関数 目的
78-CAS-FUNC-OPEN ファイルを開きます。
78-CAS-FUNC-STGT 特定のレコードに位置を指定します (たとえば、start、key greater than)。
78-CAS-FUNC-GN 次のレコードを取得し、必要なすべてのレコードが返されるまで、繰り返しその後の各レコードを取得します。
78-CAS-FUNC-CLOS ファイルを閉じます。