MVSCASPB API

このプログラムは、以前のリリースの Enterprise Developer との互換性のために提供されており、スプール制御ファイル SPLJOB、SPLMSG、および SPLDSN に保持されているジョブステータス情報のサブセットにアクセスする際に使用できます。

注: この API では、スプール制御ファイルのサブセットにのみアクセスできます。新規のスプール照会やスプール制御ファイルの完全なセットへのアクセスには、MVSSPLPB API を使用することをお勧めします。

バッチジョブを Enterprise Server にサブミットすると、スプールファイルにジョブ情報が書き込まれます。このファイルはそのジョブが終了するまで更新され続けます。これにより、ジョブのサブミッションステージから完了に至る各実行ステージの時系列のレコードが作成されます。

ESMAC スプールキューのインターフェイスでは、Enterprise Server 内の現在のジョブのステータスは確認できますが、スプールファイル内の情報に対するフルアクセス権は付与されません。MVSCASPB API の場合は、以前に casspool.dat に保持されていたすべてのフィールドへのアクセス権が付与されます。この API を COBOL プログラムから呼び出すと、1 つ以上のキー付き索引を参照して、このデータのすべてまたは一部を取得できます。