UNIX:Db2 のリージョン データ ソースおよびリージョン間データ ソースの作成

注: 接続文字列を使用して Db2 データベースに接続すること、つまりデータベース構成ファイル内で connect 属性を使用することをお勧めします。この方法については、後の手順 (「Db2 のリージョン データベースおよびリージョン間データベースの構成ファイルの更新」) で説明します。

接続文字列を使用する代わりに、ODBC データ ソースを作成してリージョン データベースおよびリージョン間データベースにアクセスする場合は、次の手順を使用します。

ODBC データ ソースの構成に使用できるドライバー マネージャーはいくつかあります。ここでは unixODBC を使用します。別のドライバー マネージャーを使用している場合は、そのベンダーの手順に従ってデータ ソースを作成してください。

  1. odbcinst -j コマンドを実行し、ドライバー構成ファイル (odbcinst.ini) およびユーザー データ ソース構成ファイル (.odbc.ini) の場所を書き留めます。
  2. odbcinst.ini 構成ファイルを開いて、次のような内容が含まれていることを確認します

    (実際の内容は、実行している Db2 のバージョンによって異なります)。

    [Db2]
    Description=Sample DB2 ODBC Database
    Driver=/opt/ibm/db2/dsdriver/lib/libdb20.so
  3. .odbc.ini 構成ファイルを開いて、リージョン データベース データ ソースのエントリを追加します。
    [<datasource-name>]
    Driver = <driver-name>
    Server = <server-name>
    Port = <port-no>
    Database = <region-name>
    詳細は次のとおりです。
    • <datasource-name> - データ ソースの名前。
    • <driver-name> - .odbcinst.ini ファイルで構成されているドライバーの名前。上の例では DB2 になります。
    • <server-name> - データベース インスタンスが存在するサーバーの名前。
    • <port-no> - データベースがリッスンするポート。
    • <region-name> - リージョン データベースの名前 (エンタープライズ サーバー リージョンの名前と一致)。
  4. 追加のリージョン データベースのそれぞれについて、最後の手順を繰り返します。
  5. リージョン間データベースの新しいデータ ソース エントリを追加します。
    [<datasource-name>]
    Driver = <driver-name>
    Server = <server-name>
    Port = <port-no>
    Database = $XREGN$
  6. .odbc.ini 構成ファイルを保存します。

.odbc.ini ファイルの例

次の .odbc.ini 構成ファイルには、2 つのデータストアを含むローカル Db2 データベース インスタンスのデータ ソースが含まれています。

[DB2.ESDEMO]
Driver = DB2
Server = localhost
Port = 50000
Database = ESDEMO

[DB2.XREG]
Driver = DB2
Server = localhost
Port = 50000
Database = $XREGN$
リージョン データベースおよびリージョン間データベースのデータ ソースの構成が完了しました。次に、データ ソースを使用するようにデータベース構成ファイルを更新する必要があります。「Db2 のリージョン データベースおよびリージョン間データベースの構成ファイルの更新」を参照してください。