本付録では、XML 拡張の使用中に生成される可能性があるメッセージについて説明します。
XML 拡張のエラー メッセージは、複数行の長さになる場合があります。エラー メッセージの一般的な形式には、メッセージのテキストのほかに、使用可能な場合、COBOL トレースバック情報、ファイルまたはデータ項目の名前、およびパーサー情報が含まれます。
エラー メッセージの 1 行目の形式は次のとおりです。
<severity> - <message number> <message text>
エラー メッセージの 1 行目の例を次に示します。
Error: 28[12] - in function: LoadDocument
エラー メッセージの 2 行目は、情報が入手可能な場合に記載され、次のような COBOL トレースバック情報を示します。
Called from line 421 in TEST15.COB(C:\DEV\TEST15.COB), compiled 2003/05/14 09:42:06.
COBOL プログラムで用意された行バッファーに対して行が長すぎる場合には、エラー レポート機能によって行が分割されます。これにより、長い行が切り詰められることを防止できます。この場合、バックスラッシュ文字 (\) がバッファーの最後の位置に置かれ、その行は次の行に続きます。たとえば、上記のトレースバック行は、次のように分割されることがあります。
Called from line 421 in TEST15.COB(C:\DEV\TEST15.COB), co\
mpiled 2003/05/14 09:42:06.
エラー メッセージの 3 行目は、情報が入手可能な場合に記載され、通常は該当のエラーが発生したファイルまたはデータ項目の名前を示します。
基になる XML パーサーからのパーサーまたはスキーマの診断を示す、次のような追加の行が記載されることがあります。
Error parsing 'a9' as number datatype. line 5, position 25 <ItemCount>a9</ItemCount> ----------- --|
パーサーまたはスキーマの診断情報の 1 行目には、エラー メッセージが含まれます。2 行目には、XML ドキュメント内での行番号および列位置が含まれます。3 行目には、エラーになった XML テキストの行が含まれます。4 行目には、列位置に対する注意を促すインジケーターが含まれます。