相違点

VSE JCL に対する Micro Focus のサポートにおける相違点を示します。
DD の存続性
標準ラベルの場合を除き、DD はジョブ境界を越えて存続することはできません。
開発環境
VSE 開発環境 (ICCF、DITTO、LIBR など) はありません。開発作業は、Eclipse IDE で行います。COBOL 実行可能ファイルは、通常の Micro Focus の方法で生成されます。

JCL を使用したコンパイル/リンクまたはコンパイル/実行のサポートはありません。ただし、Enterprise Developer では、JCL 内に含めることができるように ICCF タイプ ライブラリをサポートしています。

動的に入力される JCL
JCL 文は、サブミットされたファイルの一部としてのみ実行できます。つまり、オペレーター コンソールで VSE JCL 文を動的に入力することはできません。
JCL および POWER ジョブ
POWER ジョブ内には単一の JCL ジョブがあり、サブミットされる JCL ファイル内には単一の POWER ジョブがある必要があります。
出力リスティング
出力リスティング (joblog など) は、VSE のルック&フィールを備えていません。
パーティション
VSE BACKGROUND、FOREGRAND、STATIC、DYNAMIC パーティションのサポートはありません。
TAPE のサポート
PC 環境では TAPE のサポートはありません。TLBL 文はプロセスであり、関連するデータセットはディスクに書き込まれます。TAPE として定義されたデータセットの場合、TLBL 文からの特定のテープ固有の情報はカタログ上に保持されます。したがって、個別に記述されたデフォルトの割り当てオーバーライド機能を使用して、識別し、特定のディレクトリに書き込むことができます。