メインフレーム ユーティリティのエミュレーション

本セクションでは、メインフレーム エミュレーション ユーティリティについて説明します。これらのユーティリティは、メインフレームの場合と同じプログラム名、データ セット、およびコマンドを使用して JCL ジョブストリームまたは REXX exec で呼び出すことができます。MSS によってエミュレートされるメインフレーム ユーティリティは次のとおりです。

これらの名前は、同等の MSS ユーティリティのエイリアスとして定義されます。
注: これらのユーティリティでは入力ファイルが必須な場合もあり、物理ファイルを作成せずにファイルをカタログすることができます。入力ファイルが存在しない場合に発生する JES エラーを回避するには、環境変数 MFJ_INPUTDS_ERROR=N を使用できます。これを指定すると、JCL ステップでは入力ファイルは必須ではないと見なされ、ほとんどのユーティリティとユーザー プログラムは、存在しない入力ファイルをレコードがゼロ件のデータ ファイルとして扱うようになります。ただし SORT などの一部のユーティリティは、物理ファイルの有無をチェックして、見つからなければエラーを生成します。

本セクションでは、これらのユーティリティを MSS 環境で使用する場合に適用される特別な考慮事項について説明します。メインフレームと MSS 環境で同一の動作についての情報は割愛します。本セクションで言及しているメインフレーム ユーティリティの詳細については、IBM の関連ドキュメントを参照してください。

注:

IKJEFT01 によって呼び出されたプログラムをデバッグする場合は、それと同等の MSS ユーティリティである IDAEFT01 を、デバッグするプログラムとして指定する必要があります。