AUDITFILE エミッター プロパティの設定 (非推奨)

注: 監査マネージャーは非推奨です。下位互換性のみを目的として提供されています。代わりに syslog イベントを使用することをお奨めします。詳細については、「エンタープライズ サーバーの監査」を参照してください。

構文:

監査マネージャーの構成ファイルでは、次の行を使用して、AUDITFILE エミッター出力プロパティを指定します。

mfaudit.emitter.emitter-name#property=property-value

パラメーター:

emitter-name プロパティを設定する監査エミッターの名前。
property-name 設定するエミッター プロパティの名前。
property-value 設定するエミッター プロパティの値。エミッター名およびプロパティ名では、大文字と小文字は区別されません。詳細については、下の表を参照してください。
プロパティ値 説明
AuditfileExit エミッター ステータスの変化を報告するために AUDITFILE エミッターによって呼び出される DLL (Windows) または共有オブジェクト (Unix/Linux) の名前 (「AUDITFILE ユーザー出口」を参照してください)。指定された出口の名前は、PATH (Windows) または LIBPATH / LD_LIBRARY_PATH / SHLIB_PAT (Unix/Linux) 上のディレクトリに存在する必要があります。
CollectionSize コレクションに作成される監査ファイルの数。

MaxFileSize と組み合わせて使用します。

デフォルト:5。最大 10。
File 書き込み対象の監査ファイルの名前。

監査ファイル名の構築には、次の擬似変数を使用できます。

  • $(AUDITID) - このエミッターを呼び出した監査イベント コンソリデーターの名前。
  • $(GEN) - ファイルの生成値。1 から始まります。
デフォルト: mfaudit.$(AUDITID).aud_$(GEN)

たとえば、nwb-cpjdell という名前の監査イベント コンソリデーターによって呼び出された場合、このエミッターによって作成される監査ファイル コレクション内の 2 番目のファイルは mfaudit.nwb-cpjdell.aud_2 となります。

注: $(GEN) 疑似変数がファイルの指定に含まれていない場合は、このエミッターによって付加されます。
Location 監査ファイルの書き込み先のディレクトリ。

デフォルト:MFAUDIT_LOGS 環境変数で指定された場所、または MFAUDIT_LOGS が設定されていない場合は現在のディレクトリ。エミッターは、指定されたディレクトリに監査ファイルを作成できない場合、Unix syslog にエラー イベントを書き込みます。

注: 監査マネージャーは、出力監査ファイルの場所がまだ存在しない場合には作成しようとします。Location プロパティで指定されたディレクトリの作成に失敗した場合、デフォルトの場所が使用されます。MFAUDIT_LOGS 環境変数で指定されたディレクトリの作成に失敗した場合、現在のディレクトリが使用されます。
MaxFileSize 監査ファイルの書き込み先のディレクトリ。

ファイルが閉じられてコレクション内の次の監査ファイルが開かれる前に書き込まれる監査ファイルの最大サイズ (KB 単位)。

コレクション内のファイルは、$(GEN) 疑似変数によって識別されます (上記の「File」プロパティを参照してください)。コレクション内の最初の監査ファイルでは $(GEN) 擬似変数が 1 に設定され、シーケンスの 2 番目のファイルでは擬似変数が 2 に設定されます。この一連の設定は、CollectionSize を超えるまで続きます。CollectionSize のファイル数に達すると、シーケンス番号は 1 に戻ります。

デフォルト:0x00005000。20 MBの最大ファイル サイズを示します。

説明:

mfaudit.emitter.emitter-name#property は、指定されたエミッターに対する名前および値を使用してプロパティを設定するために使用されます。エミッターで実際に使用されるかどうかにかかわらず、プロパティ名および値を設定できます。CBL_AUDIT_EMITTER_PROPERTY_GET API は、プロパティ値を文字列または数値として取得するためにエミッターで使用できます。

複数の mfaudit.emitter.emitter-name#property エントリを構成ファイルに含めることができますが、重複している場合、最後のエントリが使用されます。

プロパティ名では、大文字と小文字は区別されません。

次の大文字と小文字が区別されない一般的なプロパティ値のいずれかが使用された場合、その値は、指定された文字列、および対応する数値の 2 つの形式で保持されます。その後、エミッターでは、CBL_AUDIT_EMITTER_PROPERTY_GET API を使用して、独自の文字列変換を実行せずにプロパティの数値を直接取得できます。

文字列値 数値
ON 1
OFF 0
YES 1
Y 1
NO 0
N 0
TRUE 1
FALSE 0
ENABLED 1
DISABLED 0
numeric-string n

例:

監査ファイル名、監査ファイル コレクション内のファイル数、および AUDITFILE エミッターに対して設定されたバックアップ内の各監査ファイルの最大サイズを設定します。

...
mfaudit.emitter.auditfile#collectionsize=3
mfaudit.emitter.auditfile#location=e:\audit
mfaudit.emitter.auditfile#file= myaudit.aud_$(GEN)
mfaudit.emitter.auditfile#maxfilesize=200
...

監査ファイル myaudit.aud_1myaudit.aud_2、および myaudit.aud_3 がディレクトリ e:\audit に作成されます。これらの各ファイルの最大サイズは 200kb です。