esfadmin によるユーザー パスワードの設定

ユーザーのパスワード (microfocus-MFDS-User-Pwd 属性) を ADSIEdit などのツールを使用して LDAP リポジトリで直接編集する場合、リテラルのパスワード値しか設定できません。この場合、リポジトリの読み取りが可能な人であれば誰でもパスワードを見ることができるため、安全とは言えないことがよくあります。

LDAP リポジトリを MFDS で管理できるように設定している場合は、MFDS を使用してユーザーのパスワードを変更できます。これを行うには、MFDS セキュリティ オプションに移動し、セキュリティ マネージャーのリストから MLDAP マネージャーを選択して [Properties] ボタンをクリックし、ユーザーを編集して新しいパスワードを設定します。詳細については、MFDS のマニュアルを参照してください。

もう 1 つの方法は、esfadmin ユーティリティを使用する方法です。

esfadmin コマンドを使用してパスワードを設定するには、有効な ES ユーザー (パスワードを設定するユーザーである必要はありません) のユーザー名とパスワード、およびリポジトリ内のユーザーのレコードへの書き込みアクセス権を持つ LDAP アカウントのユーザー名とパスワードが必要になります。ES のユーザー名とパスワードが必要になるのは、esfadmin で管理要求を実行する前に ESF にサインオンする必要があるためです。

パスワードは setpassword オプションを使用して設定します。

esfadmin [options] setpassword user=username password=new-password

esfadmin から、LDAP のユーザー ID およびパスワードが要求されます(ユーザー ID は、通常、LDAP DN として CN=admin,CN=ADAM Users,CN=Micro Focus,CN=Program Data,DC=local の形式で指定するか、Windows ユーザー名とドメインを使用して domain\admin の形式で指定します)。これらは、-U オプションおよび -P オプションを使用してコマンド ラインで指定することもできます (U と P は大文字でなければならないことに注意してください)。

デフォルトでは、esfadmin から ESF にサインオンするための ES のユーザー名およびパスワードには、セットアップで作成されるデフォルトのアカウントの 1 つである「SYSAD」が使用されます。別のユーザー名およびパスワードを使用する場合は、-u オプションと -p オプション (いずれも小文字) を使用して指定できます。