esfadmin コマンドについて

esfadmin コマンド ラインには、オプション、サブコマンド、および 1 つ以上のパラメーターが含まれます。本セクションでは、サブコマンドとパラメーターについて説明します。

各サブコマンドは単一の単語で、実行するタスクを esfadmin に指示します。パラメーターは、name=value という形式の名前および値のペアです。値に、使用しているコマンド プロセッサーまたはシェルにとって意味のある文字やスペースが含まれる場合は、それらを引用符で囲むか、エスケープする必要があります。サブコマンドおよびパラメーターの名前は大文字小文字を区別しませんが、パラメーターの値は、パラメーターの種類や、要求を処理する ESM によっては大文字小文字が区別されることがあります。

各サブコマンドでは、1 つまたは複数のパラメーターで、操作対象のオブジェクト (ユーザー、グループ、リソース クラス、またはリソース アクセス制御定義) を特定します。このパラメーターは必須です。他のパラメーターは、特定したオブジェクトの属性を設定します。ほとんどの場合、このようなパラメーターはオプションです。一部の ESM では、ESF が必要としていない場合でも、特定のパラメーターを設定する必要があることがあります。たとえば、Micro Focus が提供する標準 LDAP スキーマでは、リソース オブジェクトに microfocus-MFDS-Resource-class 属性の値が設定されている必要があります (歴史的な理由から、使用されない場合でも設定されます)。この属性は、esfadmin を使用する際に class パラメーターで設定します。「class=値」を指定せずにリソース オブジェクトを追加しようとすると、エラーが発生します。次のような場合では、この要件に注意してください。

UID 属性は特殊なケースです。これは LDAP スキーマでは必要ですが、ADD 操作で設定されなかった場合、MLDAP ESM モジュールが生成します。

サブコマンドのほとんどは同じ形式です。ADD、ALT (変更)、DEL (削除)、または LIST の後に、オブジェクト タイプ(USER、GROUP、CLASS、または RESOURCE) が続きます。SETPASSWORD および SETOPTIONS コマンドもあります。ADD コマンドおよび ALT コマンドについては、同じパラメーターを使用しているため、同じトピックで説明しています。

LISTx コマンドは、一致するオブジェクトをすべてリストします (リスト コマンドにワイルドカードを含むパターンを使用する例については、LISTUSER トピックを参照してください)。SETPASSWORD コマンドは、ユーザーのパスワードをリセットするために使用します。SETOPTIONS コマンドは現在使用されていません。