ILDYNCALL

CALL リテラル文がコンパイル時ではなく実行時に解決されるように指定します。
制約事項: この指令は、JVM COBOL でのみサポートされています。

構文:

>>-.----.---ILDYNCALL---------><
   |    |        
   +-NO-+ 

パラメーター:

なし

プロパティ:

デフォルト: NOILDYNCALL
IDE での相当機能: なし。ILDYNCALL は、[Project > Properties > COBOL] で追加コンパイラ指令として指定できます。

説明:

ILDYNCALL を指定すると、アセンブリでのすべての呼び出しが実行時に解決されます。この場合、エントリ ポイント マッパーを使用して、呼び出しのエントリ ポイントにエイリアスを使用できます。ただし、プレフィックス「CBL_」が付いたリテラルまたはエントリ ポイントの呼び出しについては、ILDYNCALL が設定されているかどうかに関係なく、ランタイム システムに静的にリンクされます。

NOILDYNCALL が指定されている場合、警告メッセージを有効にするには、WARNING コンパイラ指令も設定する必要があります。たとえば、これらを両方指定すると、ターゲット メソッドが見つからない場合に警告が表示されます。

このオプションは、マネージ JVM COBOL プロジェクトで [Use dynamic calls] を選択して JVM COBOL の増分ビルドを行う場合にも有効です。増分コンパイルの詳細については、「JVM COBOL のコンパイル」を参照してください。

エントリ ポイントをエイリアスにマップする必要も、この指令を増分ビルドに使用する必要もない場合は、パフォーマンスに悪影響を与える可能性があるためオフにすることをお勧めします。