実行時スイッチ

次の実行時スイッチはファイル処理に影響します。
L2: レコード ターミネータ スイッチ
レコード ターミネータ スイッチは、行順ファイル内でレコードの終端文字として使用される文字を指定します。-L2 (デフォルト) を使用すると、x"0A" がレコードの終端文字として処理されます。+L2 を使用すると、x"0D0A" がレコードの終端文字として処理されます。

ほとんどのアプリケーションの場合、+L2 スイッチは使用する必要がありません。ファイル ハンドラーは、ファイルを処理するプラットフォームの種別に関係なく、 Windows または UNIX システムで作成されたデータ ファイルの行順次終端文字を識別できます。この方法を使用して終端文字を変換しても、x'0D' 文字はノイズ文字としてファイル ハンドラーによって破棄されるため、これらの文字がユーザー レコード領域に含まれることはありません (INSERTNULL オプションを使用してエスケープしない限り)。これは CDS とは対称的な動作です。

N: Null スイッチ
+N (デフォルト) を使用すると、x"1B" 未満のすべての文字には、直前にヌルバイト (x"00") が挿入されます。-N を使用すると、x"1B" 未満の文字は制御文字として扱われます。たとえば、x"1A" はファイル終端標識になります。-N スイッチを指定して実行したアプリケーションでファイルを作成した場合、そのファイルの読み込みは、同じスイッチを指定して実行しているアプリケーションのみに限定する必要があります。+N で実行したアプリケーションで作成されたファイルについても同様です。
T: タブ スイッチ
タブ スイッチは、デフォルトでオフ (-T) に設定されています。タブ スイッチは行順ファイルを対象に、タブ文字 (x"09") の余分な空白文字を圧縮します。その結果、ファイルで使用される領域を節約できます。+T を指定して書き込んだファイルの読み込みでは、必ず +T を使用してください。-T を指定して書き込んだファイルも、同様に -T を指定して読み込みます。